川崎貴弘

川崎貴弘のプロフィールと経歴

川崎貴弘（かわさき たかひろ）は、1993年8月2日生まれで三重県津市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手、右投右打の選手として知られていました。現在の姓は「前田」で、現在は津市消防本部に勤務しています。

プロ入り前の活動

川崎選手は、小学2年生からソフトボールを始め、その後は中学校で軟式野球部に所属しました。進学した津東高等学校では、3年生の夏に三重県予選でシード校の皇學館高校に勝利するなどの活躍を見せましたが、全国大会への出場は果たせませんでした。

2011年にはプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから5巡目で指名され、契約金2,700万円、年俸540万円で入団しました。背番号は51を与えられました。

中日ドラゴンズ時代

入団1年目の2012年には、ウエスタン・リーグで14試合に登板し、0勝2敗、防御率3.80という成績を収めました。2013年には19試合に登板し、1勝1敗、防御率4.66を記録。10月1日の対阪神タイガース戦で一軍デビューを果たしますが、それ以降の一軍登板はありませんでした。

2014年にはウエスタン・リーグで15試合に登板し、1勝2敗、防御率7.00と苦しい戦績でした。シーズン終了後に支配下選手契約が解除され、自由契約となりましたが、その後、育成選手として再契約され、背番号は201に変更されます。

2015年には香川オリーブガイナーズに派遣され、主に先発投手として5勝5敗、防御率2.95の成績を残しました。また、6月にはリーグ選抜チームの一員として北米遠征に参加します。2016年は福島ホープスでプレーし、3勝5敗、防御率6.24でしたが、契約満了後に戦力外通告を受けました。

選手引退後の活動

中日を退団後も他球団に挑戦を希望した川崎選手は、2016年に開催された12球団合同トライアウトに参加。しかし、他球団からのオファーはなく、現役を引退することとなります。引退後は、高校時代に憧れた消防士の道を選択し、2018年に津市の消防職員として採用されました。

彼はプロ野球選手時代の厳しさを胸に、新たな職業に挑む姿勢を崩しません。困難に直面した際は、過去の悔しさを思い出し、自らを奮い立たせているといいます。

選手としての特徴

川崎選手は、長身で細身の体格を持つ本格派右腕で、最速143km/hのストレートとキレのあるスライダーが持ち味でした。ドラフト時にはスカウトから高く評価されており、将来の可能性を十分に感じさせる選手でした。

詳細情報

• - NPB初登板: 2013年10月1日、阪神タイガース戦にて
• - 初奪三振: 同上、マット・マートンからの三振

背番号

• - 51 (2012年 - 2014年)
• - 201 (2015年 - 2016年)

川崎貴弘のプロ野球選手としてのキャリアは、悔しさや試練に満ちていましたが、その経験を糧にし、消防士として新たな人生を歩んでいる姿は、多くの人々に勇気を与えることでしょう。

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