川西友子

川西友子について

川西友子（かわにし ともこ）は1986年12月29日生まれの元プロボクサーで、所属ジムは大阪帝拳ボクシングジムです。彼女は第4代OPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王者として知られ、女子ボクシング界でその名を残しています。彼女のボクシングキャリアは、学び舎である大阪府立柴島高等学校から始まり、その後大阪人間科学大学へ進学しました。

学生時代の経歴

川西は大阪人間科学大学に在籍中、バスケットボール部に所属し、全日本大学選手権で準優勝の成績を残しました。大学時代に彼女の同期には他のスポーツ選手が多く、特に佐藤朱華、村田麻美、梅澤裕貴などが名を連ねていました。しかしながら、大学卒業後は実業団からは声がかからなかったため、ボクシングの道を選びました。

プロボクサーへの道

大学卒業後、アルバイトをしながらプロボクサーを目指し大阪帝拳に入門します。2010年3月7日、IMPホールでの試合にて三好喜美佳との対戦でプロデビューを果たし、見事4回TKO勝利を収めました。この勝利が川西のボクシングキャリアにおける出発点となりました。

タイトル獲得と防衛戦

2012年にはA級に昇格し、初めての8回戦でカタニュー・シットジェオーを1回TKOで下し、順調に成長を遂げます。同年11月4日には東郷理代との試合で、初代OPBF東洋太平洋女子バンタム級王座決定戦に挑みますが、残念ながら判定で初めての敗北を味わうこととなります。しかし、彼女は挫けず、2013年4月10日に後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者を決定する試合に臨み、相手に4度のダウンを奪い、見事にタイトルを奪取しました。

その後、8月24日には大阪府立体育会館で行われた試合において、プロ5戦5勝の小澤瑶生を迎え撃ち、1回TKOで初のタイトル防衛を成功させました。2014年3月30日にはIMPホールで5位のジュブジャン・ルークマガームワンと対戦し、判定で2度目の防衛を成功させます。しかし、同年7月7日に後楽園ホールでWBA女子世界スーパーフライ級王者藤岡奈穂子と対戦するも、3者判定で敗れ、王座から陥落しました。

引退と戦績

川西友子は2014年9月30日付で引退届を提出し、その後ボクシング界から姿を消しました。彼女の戦績は11戦9勝（うち3KO勝）、2敗というもので、特にOPBF女子スーパーフライ級王座を2度防衛した実績は、彼女のプロとしてのキャリアを象徴しています。

関連情報

川西友子は、女子ボクサーとしての地位を固め、東洋太平洋ボクシング連盟のチャンピオンとしても名を馳せました。彼女に関する詳細な情報や成績は、ボクシング関連のウェブサイトでも見ることができ、今でも多くのファンに支持されています。

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