川辺トンネル

川辺トンネル：福島県玉川村のあぶくま高原道路を支えるトンネル

福島県石川郡玉川村川辺に位置する川辺トンネルは、福島県道42号矢吹小野線、通称あぶくま高原道路の一部を構成する重要な構造物です。玉川インターチェンジと福島空港インターチェンジの間に位置し、あぶくま高原道路において最西端に位置するトンネルとして、地域交通を支えています。

トンネルの概要

全長: 353.5m
幅員: 14.0（19.2）m
有効高: 4.7m
工法: 2連式場所打ちボックスカルバート
* 施工: 庄司・水谷・西牧特定建設工事共同企業体

川辺トンネルは、2連式場所打ちボックスカルバートという特殊な工法で建設されています。これは、トンネルを構成するボックスカルバートを現場で構築し、その上から盛土を行うというもので、トンネル建設後には、その上部の土地を有効活用できるというメリットがあります。実際、川辺トンネルの上には玉川村運動公園が建設され、地域住民の憩いの場となっています。

建設の経緯と特徴

川辺トンネルは、地方道改築事業の一環として1996年9月25日に起工され、2002年（平成14年）9月18日に部分開通に伴い供用が開始されました。総工費は13億2300万円。あぶくま高原道路内の他のトンネルとは異なり、川辺トンネルは片側2車線（下り線のみ）を有しており、交通のスムーズな流れに貢献しています。

まとめ

川辺トンネルは、あぶくま高原道路の重要な一部として、地域住民の生活を支えるとともに、地域間の交流を促進する役割を果たしています。その特殊な工法や、トンネル上部の土地利用など、他のトンネルには見られない特徴を持っています。福島県玉川村を訪れる際には、ぜひ川辺トンネルにも注目してみてください。

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