州間高速道路35号線

州間高速道路35号線 (I-35)

州間高速道路35号線（Interstate 35、略称：I-35）は、アメリカ合衆国の中央部を南北に走る重要な州間高速道路です。3500キロメートル以上の長さを誇るこの道路は、テキサス州ラレドを南端とし、ミネソタ州ダルースに至ります。全長は2,523kmで、全米で9番目に長い州間高速道路であるとともに、南北に走る道路としては3番目の長さを誇ります。また、パンアメリカンハイウェイの一部としても位置づけられていますが、国境のすぐそばを走るわけではありません。

分岐ポイント

I-35は、テキサス州のダラス・フォートワース地域とミネソタ州のミネアポリス・セントポール地域において、2箇所で西線と東線に分岐します。具体的には、テキサス州のダラス周辺と、ミネソタ州のミネアポリス付近での分岐が該当します。これにより、異なる都市圏へのアクセスが可能となり、物流や旅行の快適さが向上しています。

主な通過都市

この高速道路は、テキサス州のラレドから始まり、次にサンアントニオ、オースティン、ラウンドロック、テンプル、ウェーコ、ヒルズボロ、フォートワース、ダラス、デントンを経て、オクラホマ州へと進みます。オクラホマ州では、ノーマン、ムーア、オクラホマシティ、エドモンド、スティルウォーターといった都市を通過し、その後カンザス州に入ります。カンザス州ではウィチタやカンザスシティに至り、さらにミズーリ州へと進行します。次にアイオワ州のデモインを通過し、最終的にミネソタ州のダルースに至ります。

交差する州間高速道路

I-35は数多くの州間高速道路と交差しています。テキサス州では、州間高速道路69号線（ラレド）、州間高速道路10号線（サンアントニオ）、州間高速道路14号線（ベルトン）、またヒルズボロでの州間高速道路35号東線/西線との接続があります。中央部では、オクラホマ州における州間高速道路40号線や44号線、ミズーリ州の州間高速道路70号線、さらにアイオワ州の州間高速道路80号線とも連携しています。さらにミネソタ州でも、州間高速道路90号線や35号線が接続しています。

まとめ

このように、州間高速道路35号線はアメリカ合衆国の重要な交通路であり、様々な都市を結んでいます。経済活動や観光の促進にも寄与しており、国全体の交通網の中心的な役割を果たしています。北米大陸の広がりを理解する上で、I-35は無視できない存在であると言えるでしょう。

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