市川朔久子

市川朔久子

市川朔久子（いちかわ さくこ、1967年 - ）は、日本の小説家、児童文学作家です。福岡県で生まれ、西南学院大学文学部外国語学科英語専攻を卒業しました。

経歴と作風

幼い頃から国内外の様々な本を読み、児童文学を中心に親しんで育ちました。特に、安房直子、末吉暁子、J・R・R・トールキン、ローラ・インガルス・ワイルダーといった作家たちの作品から大きな影響を受けました。

2012年、『よるの美容院』で第52回講談社児童文学新人賞を受賞し、作家としてのキャリアをスタートさせました。その後も、2016年に『ABC! 曙第二中学校放送部』で第49回日本児童文学者協会新人賞、2017年には『小やぎのかんむり』で第66回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。

市川朔久子は、宮部みゆき、上橋菜穂子、金城一紀といった作家や、こうの史代、高野文子といった漫画家を好んでおり、彼女の作品にも何らかの影響を与えていると考えられます。

主な作品

『よるの美容院』(2012年)：講談社から出版された作品。
『紙コップのオリオン』(2013年)：講談社から出版された作品。
『ABC! 曙第二中学校放送部』(2015年)：講談社から出版された作品。
『小やぎのかんむり』(2016年)：講談社から出版された作品。
『しずかな魔女』(2019年)：岩崎書店から出版された作品。

アンソロジー収録作品

『約束』(2015年)：講談社から出版されたアンソロジー。「フライングガールズ〈Fly, Frying Girls〉」が収録されています。
『14歳』(2016年)：講談社から出版されたアンソロジー。「リコリス糖」が収録されています。

関連項目

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