市川純

イタリアで活躍する日本人女優：市川純

熊本県熊本市出身の市川純さんは、イタリアを拠点に活躍する実力派女優です。1982年5月7日生まれの彼女は、8歳からローマで暮らしており、イタリア語を母国語のように操るマルチリンガルでもあります。英語とフランス語にも堪能で、国際的な舞台で活躍する素地を幼少期から培ってきました。

幼少期から磨かれた才能

6歳からバレエを習っていた市川さんですが、「もっと多様な表現をしたい」という思いから演劇の世界へ進みます。演劇の専門学校に通いながら、名門ローマ・ラ・サピエンツァ大学土木技術科で学ぶという、並外れた努力と才能の持ち主でした。

イタリア映画・テレビドラマ界での成功

彼女の女優としてのキャリアは、2003年、エルマンノ・オルミ監督の映画『屏風の陰で歌いながら』で主役を務めたことから始まりました。その後も、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア・テルザ 最後の魔女』といった話題作に出演し、高い評価を獲得。

特に2009年、イタリアのテレビドラマ『R.I.S. 5 - Delitti Imperfetti』で主役の座を射止めたことは、大きな転換期となりました。日本人がイタリアのテレビドラマで主役を務めるのは、彼女が初めてのことだったのです。このドラマは高い視聴率を記録し、市川さんの知名度を飛躍的に高めました。

現在、彼女はイタリアのテレビドラマや舞台で引っ張りだこの人気女優です。多くの演劇評論家からその才能を高く評価されており、イタリアでの成功を確固たるものとしています。

学び続ける姿勢と未来への展望

多忙な日々を送る中でも、市川さんはローマ大学に通い、東洋史を専攻しています。彼女は日本とアジアの架け橋になりたいという強い意志を持っており、現在も中国語の学習に励んでいます。

将来の夢は、日本やアメリカなど世界進出です。彼女の才能と情熱、そしてたゆまぬ努力は、国際的な舞台での更なる活躍を予感させます。

出演作品

映画

屏風の陰で歌いながら (Cantando dietro i paraventi) (2003年、監督：エルマンノ・オルミ)
サスペリア・テルザ 最後の魔女 (The Mother of Tears) (2007年、監督：ダリオ・アルジェント)

テレビドラマ

R.I.S. 5 - Delitti Imperfetti (2009年) - Flavia Ayroldi役 (レギュラー)
R.I.S. ROMA - Delitti Imperfetti (2010年) - Flavia Ayroldi役 (レギュラー)
R.I.S ROMA2 -Delitti Imperfetti (2011年) - Flavia Ayroldi役 (第1～3話、他ゲスト、最終話ナレーション)

舞台

シェイクスピア・コーラス (監督：ジョセッペ・アルジーロ)
ユビュ王 (監督：ジョセッペ・アルジーロ)

バラエティ

世界を変える100人の[[日本人! JAPAN☆ALLSTARS]] (テレビ東京、2009年4月17日放送)
* 世界ナゼそこに?日本人 〜知られざる波瀾万丈伝〜 (テレビ東京、2016年11月14日放送)

市川純さんの今後の活躍から目が離せません。

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