市橋翔哉

市橋 翔哉について

市橋翔哉（いちはし しょうや、1997年11月5日生まれ）は、広島県の出身で、フィギュアスケートのペア選手として知られています。彼は2015年以降、主にペア競技で活動しており、元パートナーには三浦璃来や柚木心結がいます。しかし2023年、彼は自身のSNSを通じて、競技スケートからの引退を発表しました。また、現在は関西大学の社会安全学部に在学中です。

経歴の始まり

市橋は小学2年生の頃からスケートを始め、3年生の時に長光歌子氏の指導を受けることになりました。最初はシングル競技で活動し、中学1年生の2010年に開催された全日本ノービス選手権では4位に入賞するなど、その才能を発揮しました。この成績を受けて、日本スケート連盟の強化選手に選ばれるも、翌夏には足首を骨折してしまい、以後も骨折を3回繰り返す苦しい時期を過ごしました。

ペアスケーティングへの道

高校生の時、本田武史からの勧めでペアスケーティングに挑戦することを決意し、2015年には三浦璃来とのペアを結成しました。彼らはその年の12月に行われた全日本選手権ジュニアクラスで優勝し、成功裏にデビューを果たしました。さらに2016年には、ババリアンオープンで7位に入賞し、全日本選手権ジュニアクラスでの2連覇を達成します。2017年には、メンタートルン杯で優勝し、2017年世界ジュニア選手権にも初めて出場しました。

パートナーとの変遷

しかし、2019年には三浦璃来とのペアを解消し、2021年9月には新たに柚木心結とペアを組むこととなりました。彼らは11月の西日本選手権でデビューし、以降競技会に復帰しました。

2022-23シーズンの成果

2022-23シーズンは柚木とのペアにとって特に重要な年となりました。9月にはネーベルホルン杯に出場し、ショートプログラムとフリースケーティングで目立ったミスをすることもなく、最終的には10位に入賞しました。この大会で市橋は四大陸選手権出場に必要な最低スコアをクリアし、さらには世界選手権出場にも必要なスコアを上回ったことは大きな成果でした。

ただし、2022年11月に市橋は一身上の都合によりペアを解消することをSNSで公表し、競技を続けることが難しくなったことを明かしました。

結び

市橋翔哉のフィギュアスケート選手としての経歴は、数々の栄光と障害によって彩られています。彼の引退は、フィギュアスケート界にとって一つの節目となりますが、彼がフィギュアスケート界に残した足跡は、今後も多くの選手たちに影響を与え続けることでしょう。

もう一度検索