市貝町立市貝中学校

市貝町立市貝中学校

市貝町立市貝中学校（いちかいちょうりつ いちかいちゅうがっこう）は、栃木県芳賀郡市貝町市塙に所在する公立の中学校です。この学校は、町内唯一の中学校であり、通称は「市貝中（いちかいちゅう）」と呼ばれています。学区は市貝町全域にわたり、周辺の小学校から多くの生徒が進学しています。

沿革

市貝中学校は1972年（昭和47年）4月1日に設立され、当初は市羽・小貝という2つの中学校が統合する形で幕を開けました。同年に自衛隊による校地の整備が進められ、続いて順次校舎や体育館が完成しました。特に1977年にはプールが完成し、その後も様々な施設が整備されました。1999年には本校の生徒が校外での環境活動として、タイでのマングローブ植林に参加しました。2011年の東日本大震災では大きな被害を受け、一時的に授業の実施場所が変更される事態となりましたが、2013年には新しい校舎に移転し、再スタートを切りました。

教育方針と目標

市貝中学校の教育方針は、「進んで 強く あたたかく」というシンプルながら力強いもので、生徒の自立と成長を促すことを目指しています。学校行事は年間を通じて多岐にわたり、入学式や修学旅行、体育祭、卒業式といった重要なイベントが行われています。特に修学旅行や職場体験は、特別な学びの機会として生徒にとって大切な経験とされています。

部活動

市貝中学校では、運動部と文化部が充実しており、駅伝部と卓球部が特に業績を残しています。駅伝部は1995年に男女合わせて全国中学校駅伝大会で女子が第4位に入賞したのを皮切りに、数々の大会で好成績を収めています。また、卓球部は男子が全国大会に出場した実績を持ち、全国中学選抜卓球大会での準優勝も果たしました。これらの活動は生徒たちにとって貴重な成長の場となっています。

制服

制服は、男子は冬季に標準的な学生服とカッターシャツ、夏季はカッターシャツとスラックスです。女子はブレザーにカッターシャツ、吊りスカートが冬服の装いで、夏季には同様のカッターシャツと吊りスカートが着用されています。吊りスカートのサスペンダーはボタンで取り外し可能ですが、日常的には着用が義務付けられています。

通学区域

市貝中学校の通学区域は市貝町全域であり、そのため周辺の市貝町立市貝小学校、赤羽小学校、小貝小学校から多くの生徒が卒業後に進学します。地域の学校として、教育者や保護者と密に連携を取り、地域に根ざした教育を行っています。

市貝町立市貝中学校は教育の品質、部活動の成果、地域密着の姿勢を持ちながら、今も多くの若者たちの成長を支えています。

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