布谷文夫
布谷 文夫（ぬのや ふみお、1947年1月25日 - 2012年1月15日）は、ブルースやR&Bを深く追求した日本のロックシンガーです。北海道函館市に生まれた彼は、多岐にわたるバンド活動を経てソロへと転向し、唯一無二の歌声で日本の音楽シーンに足跡を残しました。
学生時代から音楽への情熱を燃やした布谷は、専修大学在学中の1966年に友人たちと東京R&B5を結成し、音楽キャリアをスタートさせました。このバンドは短期間で解散しましたが、その後、大瀧詠一らが参加したバンド「タブー」にも名を連ねています。1968年にはザ・ジャガーズの弟分バンドだったビッキーズに加入し、テレビ番組『東京R&B天国』（東京12チャンネル、現在のテレビ東京）のコンテストコーナーで5週連続勝ち抜きを果たすなど、その歌唱力で注目を集めました。この時の賞品はサーフボードでしたが、サーフィンをしない彼は他人に譲ったといいます。ビッキーズはメンバー交代を経て、後のブルース・クリエイションへと発展していきます。
1969年、竹田和夫らと共にブルース・クリエイションを結成。同年7月には日本グラモフォンからアルバム『BLUES CREATION』を発表し、日本のロック黎明期における重要な作品の一つとして評価されています。同年9月には第1回日本ロック・フェスティバルにも出演し、その実力を示しました。しかし、活動期間は短く、1970年にはブルース・クリエイションを脱退。新たなバンドDEWを、洪栄龍らと共に結成します。DEWは第3回全日本フォークジャンボリーに出演するなど精力的な活動を展開しますが、わずか2年で解散。布谷は1972年にソロシンガーとしての道を歩み始めることになります。
ソロ転向後、1972年8月にはビクターレコードよりシングル『からのベッドのブルース』をリリース。1973年5月には大阪の天王寺公園野外音楽堂で開催された第3回春一番ライブに参加し、ごまのはえ（伊藤銀次が所属していたバンド）と共にパワフルなステージを披露しました。1975年から1976年にかけて一時的に活動を休止する時期もありましたが、1976年2月、大瀧詠一のプロデュースにより「布谷文夫 with ナイアガラ社中」名義で発表したシングル『ナイアガラ音頭』がヒット。独特の歌唱とコミカルな楽曲で広くその名を知らしめました。その後も自身のペースで音楽活動を継続し、自身のバンド「布谷文夫&ブルースブレーカーズ」を率いてライブ活動などを行いました。晩年の2011年には、親交のあったシーナ&ロケッツのツアーにも参加しています。
2012年1月15日、脳出血のため茨城県牛久市内の病院で死去。享年64歳でした。ブルースやR&Bを日本に根付かせようとした彼の功績は、今なお多くの音楽ファンに記憶されています。
音楽活動の中では、「アミーゴ布谷」や「蘭越ジミー」といった別名も使用していました。
からのベッドのブルース（1972年8月 / ビクター）
からのベッドのブルース
台風
台風13号（1973年9月21日 / ポリドール）
台風13号
冷たい女
ナイアガラ音頭（1976年6月 / 日本コロムビア）
ナイアガラ音頭
あなたが唄うナイアガラ音頭（カラオケ）
BLUES CREATION（1969年7月 / 日本グラモフォン）- ブルース・クリエイション名義
CHECKIN' UP ON MY BABY
STEPPIN' OUT
SMOKE STUCK LIGHTNIN'
DOUBLE CROSSIN' TIME
I CAN'T KEEP CRYING
SPOONFUL
ROLLIN' AND TUMBLIN'
ALL YOUR LOVE
悲しき夏バテ（1973年11月 / ポリドール）
五番街
冷たい女
深南部牛追唄
夏バテ
颱風13号
ニューオリンズの町へ
ホーボー・ブルース
街のブルース
朝めがさめて
水たまり
DEW／布谷文夫 LIVE!（1989年 / キティレコード）
からのベッドのブルース
傷ついて
夏は終り
フーチー・クーチー・マン・ブルーズ
二人のブルース
ぼくの天使
悲しき願い
ロスト・ブルーズ・デイズ Vol.1（2001年3月 / キャプテントリップレコーズ）
ニューオーリンズの町へ
Feelin' Alright
水たまり
Mr. Tambourine Man
颱風13号
Tobacco Road
Hard Luck Story
ロスト・ブルーズ・デイズ Vol.2（2001年3月 / キャプテントリップレコーズ）
空のベッドのブルース
上を向いて歩こう
Come On (Let The Good Times Roll)
深南部牛追唄
二人のブルース
ナイアガラ音頭
Good Golly Miss Molly
夏バテ
立ち眩みLIVE（2001年9月 / ディスクユニオン）
冷たい女
夏バテ
颱風
Gloria
上を向いて歩こう
二人のブルース
達者でナ
深南部牛追唄
Let’s Ondo Again
* Eleanor Rigby
学生時代から音楽への情熱を燃やした布谷は、専修大学在学中の1966年に友人たちと東京R&B5を結成し、音楽キャリアをスタートさせました。このバンドは短期間で解散しましたが、その後、大瀧詠一らが参加したバンド「タブー」にも名を連ねています。1968年にはザ・ジャガーズの弟分バンドだったビッキーズに加入し、テレビ番組『東京R&B天国』（東京12チャンネル、現在のテレビ東京）のコンテストコーナーで5週連続勝ち抜きを果たすなど、その歌唱力で注目を集めました。この時の賞品はサーフボードでしたが、サーフィンをしない彼は他人に譲ったといいます。ビッキーズはメンバー交代を経て、後のブルース・クリエイションへと発展していきます。
1969年、竹田和夫らと共にブルース・クリエイションを結成。同年7月には日本グラモフォンからアルバム『BLUES CREATION』を発表し、日本のロック黎明期における重要な作品の一つとして評価されています。同年9月には第1回日本ロック・フェスティバルにも出演し、その実力を示しました。しかし、活動期間は短く、1970年にはブルース・クリエイションを脱退。新たなバンドDEWを、洪栄龍らと共に結成します。DEWは第3回全日本フォークジャンボリーに出演するなど精力的な活動を展開しますが、わずか2年で解散。布谷は1972年にソロシンガーとしての道を歩み始めることになります。
ソロ転向後、1972年8月にはビクターレコードよりシングル『からのベッドのブルース』をリリース。1973年5月には大阪の天王寺公園野外音楽堂で開催された第3回春一番ライブに参加し、ごまのはえ（伊藤銀次が所属していたバンド）と共にパワフルなステージを披露しました。1975年から1976年にかけて一時的に活動を休止する時期もありましたが、1976年2月、大瀧詠一のプロデュースにより「布谷文夫 with ナイアガラ社中」名義で発表したシングル『ナイアガラ音頭』がヒット。独特の歌唱とコミカルな楽曲で広くその名を知らしめました。その後も自身のペースで音楽活動を継続し、自身のバンド「布谷文夫&ブルースブレーカーズ」を率いてライブ活動などを行いました。晩年の2011年には、親交のあったシーナ&ロケッツのツアーにも参加しています。
2012年1月15日、脳出血のため茨城県牛久市内の病院で死去。享年64歳でした。ブルースやR&Bを日本に根付かせようとした彼の功績は、今なお多くの音楽ファンに記憶されています。
音楽活動の中では、「アミーゴ布谷」や「蘭越ジミー」といった別名も使用していました。
ディスコグラフィ
シングル
からのベッドのブルース（1972年8月 / ビクター）
からのベッドのブルース
台風
台風13号（1973年9月21日 / ポリドール）
台風13号
冷たい女
ナイアガラ音頭（1976年6月 / 日本コロムビア）
ナイアガラ音頭
あなたが唄うナイアガラ音頭（カラオケ）
アルバム
BLUES CREATION（1969年7月 / 日本グラモフォン）- ブルース・クリエイション名義
CHECKIN' UP ON MY BABY
STEPPIN' OUT
SMOKE STUCK LIGHTNIN'
DOUBLE CROSSIN' TIME
I CAN'T KEEP CRYING
SPOONFUL
ROLLIN' AND TUMBLIN'
ALL YOUR LOVE
悲しき夏バテ（1973年11月 / ポリドール）
五番街
冷たい女
深南部牛追唄
夏バテ
颱風13号
ニューオリンズの町へ
ホーボー・ブルース
街のブルース
朝めがさめて
水たまり
DEW／布谷文夫 LIVE!（1989年 / キティレコード）
からのベッドのブルース
傷ついて
夏は終り
フーチー・クーチー・マン・ブルーズ
二人のブルース
ぼくの天使
悲しき願い
ロスト・ブルーズ・デイズ Vol.1（2001年3月 / キャプテントリップレコーズ）
ニューオーリンズの町へ
Feelin' Alright
水たまり
Mr. Tambourine Man
颱風13号
Tobacco Road
Hard Luck Story
ロスト・ブルーズ・デイズ Vol.2（2001年3月 / キャプテントリップレコーズ）
空のベッドのブルース
上を向いて歩こう
Come On (Let The Good Times Roll)
深南部牛追唄
二人のブルース
ナイアガラ音頭
Good Golly Miss Molly
夏バテ
立ち眩みLIVE（2001年9月 / ディスクユニオン）
冷たい女
夏バテ
颱風
Gloria
上を向いて歩こう
二人のブルース
達者でナ
深南部牛追唄
Let’s Ondo Again
* Eleanor Rigby
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