帆足和幸

帆足 和幸（ほあし かずゆき）

帆足和幸は1979年7月15日生まれ、福岡県小郡市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打のスタイルで知られています。

経歴

プロ入り前

帆足は地元の少年野球チーム「立石ファイターズ」で野球を始め、小郡市立立石中学校を経て、福岡県立三井高等学校へ進学しました。高校時代には、筑後地区大会において初めての優勝を経験し、自身の野球能力を開花させました。その後、九州三菱自動車硬式野球部に進み、主力左腕として注目を集めました。2000年の都市対抗野球大会では、三菱重工長崎で補強選手として登板し、経験を積みました。また、同年のドラフトで西武ライオンズから3位指名を受け入団しました。

西武ライオンズ時代

2001年にプロデビューを果たした帆足は、3月27日に行われたオリックス戦でプロ初勝利を飾ります。その後は先発と中継ぎを行き来しながら、2004年にはプロ入り初の完投勝利を記録し、2005年にはキャリアハイの13勝を挙げ左のエースとしてチームを支えました。2008年には再びオールスターゲームに選出され、期待に応えたパフォーマンスを見せました。しかし、感情豊かなプレースタイルと持ち歌のパームボールは、時に波に乗れないシーズンもありました。

ソフトバンクホークス時代

2011年には福岡ソフトバンクホークスに移籍し、4年を過ごしました。移籍当初は俊足を誇ったが、怪我に苦しむことも多く、2015年には選手登録されるも、出場機会は限られていました。シーズン中に自身の意志を深堀し、最終的に引退を決断。

引退後のキャリア

引退後、帆足は福岡ソフトバンクホークスで打撃投手として契約し、たちまち球団の手伝いを始めました。さらに、2017年からは球団広報部にも携わり、中高生向けの野球振興活動に貢献しています。

才能とプレースタイル

帆足和幸の投球スタイルは、スリークォーターからの独特なフォームと、球速137km/hの特徴的な速球にあります。ボールの制球力や、打者の打撃方を考慮した多様な変化球を使いこなし、インコースを攻める姿勢が特徴です。特に代名詞的なパームボールは、高校時代から磨かれており、その滑らかな回転と速球に近い見た目は打者を惑わせます。

人物像

帆足は、野球以外の趣味にも恵まれており、特に「ONE PIECE|ONE_PIECE」の大ファンで、この影響で多くの仲間たちと結束を深めました。また、彼の長髪もトレードマークであり、2011年に選手会長としての役割を担う際にカットしました。選手時代を通じて仲間やファンとの絆を大切にし、引退後も熱心な支援を受け続けています。彼は、教育と社会貢献を通じて野球と真摯に向き合っており、選手としての情熱を次の世代に引き継いでいます。

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