帯広シティーケーブル(OCTV)
株式
会社帯広シティーケーブル(OCTV)は、
1985年に開局した
北海道帯広市を拠点とする
ケーブルテレビ局です。
十勝毎日新聞系列であり、地域に密着した情報発信を特徴としています。
概要
OCTVは、多チャンネル放送サービス「OCTV同軸サービス」と「OCTVひかりテレビ」を提供しています。同軸サービスではテレビ28チャンネルとFMラジオ4チャンネル、ひかりテレビではテレビ70チャンネルとFMラジオ4チャンネルが視聴可能です。また、自主制作チャンネルでは、グルメやレジャー情報を中心とした若者向けのバラエティ番組「がぶっと十勝」などのローカル情報番組を放送しています。
2011年11月には、十勝管内の一部地域で開局した
テレビ北海道(TVh)の番組を、開局当初の1989年10月から再送信しています。アナログ放送時代には、札幌送信所からの電波を自社アンテナで直接受信していましたが、地上デジタル放送への移行に伴い、古河電工や
北海道総合通信網(Hotnet)、釧路
ケーブルテレビ(KCTV)などの協力を得て、札幌市内の受信点から専用回線を使用した再送信に切り替えました。この方式はアナログ放送にも適用されています。
通信事業にも力を入れており、1999年5月からCATV回線を利用したインターネット・プロバイダー事業を開始し、2003年4月には民間の都市型CATV局として国内初のFTTH(光ファイバーネットワーク)事業に着手しました。
2011年7月24日の地上デジタル放送完全移行に伴い、アナログテレビ放送「OCTV同軸サービス」は順次デジタルテレビ放送「ひかりテレビ」に切り替えられました。アナログ放送は、2011年7月1日からステレオ放送に対応しましたが、同年7月24日正午をもってOCTV同軸ケーブル加入世帯向けの放送は終了しました。ただし、OCTVひかりテレビ加入世帯は「デジアナ変換」により、
2015年1月31日まで視聴可能でした。TVhは地上アナログ放送エリアの対象外であるため、「ひかりテレビ」でのみ視聴可能でした。
本社所在地とサービスエリア
- - 本社所在地:北海道帯広市東1条南8丁目2番地 勝毎ビル4階
- - サービスエリア:
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帯広市(一部地域を除く)
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河東郡音更町(一部地域を除く)
- 中川郡
本別町(一部地域を除く)
本別町には
テレビ北海道の中継局が設置されていないため、OCTVでの再放送を受信する以外に、帯広送信所または足寄中継局に向けてアンテナを設置する必要があります(受信地域によっては高利得アンテナが必要)。
主な放送チャンネル
- - テレビ局:地上波、BS・CS放送(CATV)
- - ラジオ局
地上・BS・CSデジタル放送は「ひかりテレビ」エリアのみで提供されています。CSデジタル放送はi-HITSを使用し、480i・4:3画質で放送されています(一部チャンネルは16:9標準画質)。CSデジタル放送ではHD放送は行われていません。BSデジタル放送は信号変換(トラモジ方式)で送信されており、TwellVまで視聴可能です(
WOWOWは3チャンネル視聴可能)。
出来事
2014年の
帯広市成人式において、新成人らが式典を妨害する騒動が発生しました。OCTVは、この様子を撮影した映像を報道目的で録画していましたが、警察の捜査協力のため映像が押収されました。
関連項目
外部リンク