帯広信用金庫

帯広信用金庫（おびしん）

帯広信用金庫は、北海道帯広市に本店を構える信用金庫です。地域金融機関として、十勝地方の経済発展に貢献しています。

概要

帯広信用金庫は、十勝総合振興局管内の7つの自治体で指定金融機関となっています。これは、1998年の北海道拓殖銀行の経営破綻後、帯広市から指名を受けたことがきっかけです。十勝地域に特化した営業戦略を展開しており、地域経済との連携を重視しています。

預金高は北海道内の信用金庫で第2位であり、地域からの信頼の厚さが伺えます。自己資本比率も高く、健全な経営基盤を維持しています。帝国データバンクの調査では、道内メインバンクとして、信用金庫の中ではトップに位置付けられています。

営業エリアは十勝総合振興局が中心ですが、釧路市および白糠町も含まれます。しかし、店舗展開は十勝地域に集中しており、帯広市内に多くの支店があります。これは、地域密着型の経営姿勢を反映したものです。

沿革

帯広信用金庫は、1916年に無限責任帯広信用組合として設立されました。その後、有限責任信用組合への改組、信用金庫への転換を経て、現在の形となりました。2021年からは未利用口座管理手数料を導入し、2023年には新しい通帳の取り扱いを開始するなど、時代の変化に対応した取り組みも行っています。

ATMサービス

帯広信用金庫のATMでは、自金庫のキャッシュカードを利用した入金の場合、時間外手数料が無料です。また、入金ネットにも参加しており、提携金融機関との間で相互に入金サービスを提供しています。セブン銀行、新銀行東京、イオン銀行、ビューアルッテとも提携しており、利便性の高いATMネットワークを構築しています。

その他

帯広信用金庫では、スポーツ振興くじ（toto）の払い戻し業務も行っています。ただし、払い戻しが可能な店舗は限定されています。

過去には、預金データの誤統合による情報漏洩事件が発生しました。このような事態を受け、顧客情報の管理体制の強化に取り組んでいます。

外部リンク

帯広信用金庫

帯広信用金庫は、地域に根ざした金融機関として、十勝地域の発展に貢献しています。今後も、地域経済の活性化に向けた取り組みが期待されます。

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