帯広高等看護学院

帯広高等看護学院

概要

帯広高等看護学院（おびひろこうとうかんごがくいん）は、日本の北部に位置する北海道、その中でも十勝地方の中心都市である帯広市に所在する公立の専修学校です。本学院の設立母体は、十勝支庁管内の複数の市町村で構成される十勝圏複合事務組合であり、地域の医療・福祉を支える人材育成という重要な役割を担っています。専修学校の専門課程として認可されており、実践的かつ専門的な看護教育を提供することで、医療現場のニーズに応えられる看護師の育成を目指しています。

本学院で専門課程を修了し卒業すると、「専門士」という称号が文部科学大臣より付与されます。これは、専門学校における一定水準以上の教育を受けた証明となるものです。さらに、卒業生は看護師国家試験の受験資格を得ることができ、国家資格である看護師免許の取得を目指すことが可能です。

また、本学院で学ぶことは、卒業後の多様なキャリアパスを切り開くことにも繋がります。四年制大学への編入学、特に看護系の学部・学科へ進学を希望する場合、三年次編入試験に挑戦するための受験資格が得られます。これにより、さらに高度な専門知識や研究能力を深めたいと考える学生にとっては、進学の道が用意されています。かつては保健師や助産師、養護教諭といった、看護師以外の分野の養成機関への受験資格も得られましたが、学科の再編により現在は主に看護師養成に特化しています。

沿革

帯広高等看護学院の歴史は、昭和の時代に遡ります。地域医療に貢献する看護人材を育成するという目的のもと、以下のような歩みを経て現在に至ります。

1970年（昭和45年）: 当初は看護婦科のみを設置し、その歴史を開始しました。
1973年（昭和48年）: 保健婦科が新たに設けられ、地域住民の健康を支える保健師の育成にも取り組むこととなりました。
1980年（昭和55年）: 専修学校の専門課程として正式に認められることになり、教育内容や質の更なる向上が図られました。
1995年（平成7年）: 学科の名称が時代に合わせて変更され、それぞれ看護学科、保健学科となりました。
2008年（平成20年）: 保健学科が閉科となり、現在の看護師養成を中心とした体制に移行しました。

取得できる主な資格・称号

本学院の卒業生が主に取得を目指せる資格や称号は以下の通りです。

専門士の称号
看護師国家試験受験資格
助産師養成機関の受験資格
養護教諭養成機関の受験資格
大学の編入資格（看護系の大学・学部・学科への三年次編入試験受験資格を含む）

所在地

本学院は、北海道帯広市の以下の住所に位置しています。

北海道帯広市西11条南39丁目1番3号

関連情報

日本の専修学校、特に医療系の専修学校に関心がある場合、全国のリストや北海道内のリストの中で本学院の情報を参照することができます。また、本学院に関する詳細な情報や最新の状況については、公式ウェブサイトが提供されています。

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