常盤平さくら通り

常盤平さくら通り

常盤平さくら通りは、千葉県松戸市に位置する美しい桜並木道です。新京成線八柱駅から常盤平駅前を経て五香駅付近まで、新京成線に沿うように約3.1kmにわたって続いています。この道路は、正式には「松戸市主要幹線2級市道39号」と呼ばれ、沿道は緑豊かな住宅地が広がっています。

概要

この通りを彩る桜は、八柱駅側がオオシマザクラ、常盤平方面へ進むにつれてソメイヨシノへと変化します。合わせて約625本もの桜が植えられており、春には見事な桜のトンネルを作り出します。1987年には「日本の道100選」に選ばれ、その美しさが広く認められました。特に桜の見頃となる4月上旬には「常盤平さくらまつり」が開催され、松戸市民だけでなく、関東近郊からも約50万人が訪れます。祭り期間中は、2.5kmの区間が歩行者天国となり、多くの露店が立ち並び、家族連れなどで賑わいます。

常盤平駅南口では、常盤平さくら通りと「新・日本街路樹100景」にも選定された「常盤平けやき通り」が交差しており、緑豊かな景観が広がっています。この地域は、緑のモデル団地として知られ、商店街も形成されているため、買い物や散歩を楽しむ人々で賑わっています。

歴史

常盤平さくら通りの歴史は、1957年に日本住宅公団（当時）が金ケ作地区で常盤平団地の建設を開始したことに始まります。当時の道路は幅が狭く、開発後の交通量増加に対応できなかったため、幹線道路や補助幹線道路が整備されました。その一つとして、地区北部に「さくら通り」が誕生しました。1962年には、日本住宅公団が事業を完了し、開発された道路は松戸市に移管されました。街路樹として植えられたソメイヨシノは、この常盤平団地の造成と同時に植えられたものです。

周辺施設

常盤平さくら通りの周辺には、以下のような施設があります。

21世紀の森と広場
しょうぶ公園
常盤平けやき通り（新･日本街路樹100景）
常盤平団地
千葉県立西部図書館
森のホール21
松戸市立博物館

アクセス

常盤平さくら通りへのアクセスは以下の通りです。

新京成電鉄：新京成線八柱駅・常盤平駅・五香駅
* JR東日本：武蔵野線新八柱駅

まとめ

常盤平さくら通りは、春には美しい桜並木が楽しめるだけでなく、歴史と緑豊かな自然を感じられる場所です。周辺施設も充実しており、多くの人々に親しまれています。

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