常葉町

常葉町（ときわまち）

常葉町は、かつて福島県田村郡に存在した町で、現在の田村市常葉町地区にあたります。

地理

常葉町は、阿武隈山地の一角に位置し、豊かな自然に囲まれていました。町内には以下の山々がそびえ立っています。

檜山
鎌倉岳
尖盛
仙台平
中平
殿上山
鳶ノ巣
鳴子山
高森
大平山
羽山岳
愛宕山

これらの山々を源流とする以下の河川が町内を流れています。

大滝根川
檜山川

かつて隣接していた自治体は以下の通りです。

田村郡：滝根町、大越町、都路村、船引町
双葉郡：川内村

歴史

常葉町の歴史は、町村制が施行された1889年（明治22年）に常葉村、山根村が発足したことから始まります。1898年（明治31年）には常葉村が町制を敷き、常葉町となりました。その後、1955年（昭和30年）に旧・常葉町と山根村が合併し、新たな常葉町が発足しました。

1956年（昭和31年）には、中町で大規模な火災が発生し、町の中心部が大きな被害を受けました。また、1959年（昭和34年）には、旧山根村域の一部が大越町へ編入されています。

1970年（昭和45年）には、国道288号が制定され、常葉町を通る主要な道路となりました。

そして、2005年（平成17年）3月1日、常葉町は大越町、滝根町、都路村、船引町と合併し、田村市となりました。

行政区域の変遷

常葉町の行政区域は、明治から平成にかけて変遷を遂げました。詳細な変遷については、年表や変遷表を参照してください。

姉妹都市

常葉町は、東京都中野区と姉妹都市提携を結んでいました。

地域

常葉町は、地域住民の繋がりが強く、伝統文化を大切にする地域でした。合併後も、その地域性は田村市常葉町地区として受け継がれています。

教育

常葉町には、以下の教育機関がありました。

常葉町立常葉中学校
常葉町立常葉小学校
常葉町立西向小学校
常葉町立関本小学校
常葉町立山根小学校

これらの学校は、合併後、田村市立の学校となり、現在も地域の子どもたちの教育を担っています。

交通

鉄道

常葉町内には鉄道路線は通っていませんでしたが、最寄り駅として、東日本旅客鉄道（JR東日本）磐越東線の磐城常葉駅がありました。

道路

常葉町内には、以下の一般国道、一般県道が通っていました。

国道288号
福島県道112号富岡大越線
福島県道113号常葉芦沢線
福島県道119号本宮常葉線
福島県道154号常葉野川線
福島県道302号柳渡戸常葉線
福島県道364号上移常葉線
福島県道381号あぶくま洞都路線

路線バス

福島交通の路線バスが町内を運行していました。

関連項目

福島県の廃止市町村一覧

外部リンク

* 田村地方5町村合併協議会（2005/02/16アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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