干隈

干隈の地域概要

干隈（ほしぐま）は、福岡県福岡市の城南区と早良区にまたがる地域で、行政区分は干隈一丁目から六丁目まで存在します。具体的には、一丁目と二丁目が城南区に、三丁目から六丁目が早良区に属しています。

人口と郵便番号

2017年7月31日現在、干隈地区の人口は城南区に2,917人、早良区に3,905人の合計6,822人です。また、城南区干隈の郵便番号は814-0132、早良区干隈は814-0163となっています。

地域の特性

干隈は主に住宅地として発展しており、地区のほぼ中央には北東から南西にかけて早良街道が通っています。この街道を境に、東側が城南区、西側が早良区に分かれています。また、地区内を流れる油山川が地域の自然環境にも寄与しています。

歴史

干隈の歴史は1889年に始まります。当初、早良郡干隈村として独立していた地域が、周辺の村と合併し早良郡田隈村となりました。この村名は、現在も残っています。1954年には福岡市に編入され、1972年の政令指定都市化に伴い、西区の一部となりました。その後、1977年に干隈一丁目が、大字干隈の一部を含む形で変遷しました。また、1982年には西区の分割により、干隈の東部が城南区、西部が早良区として新たに構成されることとなりました。

主な施設

地域内には様々な施設があります。干隈一丁目は主に住宅と小規模な店舗や施設が中心ですが、二丁目には西南杜の湖畔公園や干隈中央公園、城南郵便局、マックスバリュエクスプレス干隈店などがあります。三丁目には牟田病院や日本福音ルーテル教会福岡西教会が存在し、五丁目には若杉保育園とセントメリー幼稚園、六丁目には竹の花公園があります。

交通アクセス

干隈地区の交通は主に道路に依存しており、福岡外環状道路がわずかに早良区側で接しています。また、早良街道（国道263号）や福岡市道清水干隈線（通称：福大通り）、福岡市道干隈次郎丸線などが通っています。ただし、地区内には鉄道が通っておらず、福岡市地下鉄七隈線の梅林駅や野芥駅が最寄駅となっています。バス交通も整備されており、西鉄バスが干隈・城南郵便局前などを運行しています。

このように、干隈は福岡市内において住宅街としての顔を持ちながらも、歴史的な経過と地域の特性を有する魅力あるエリアです。

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