平井半次郎

平井 半次郎

平井 半次郎（ひらい はんじろう）は、2002年12月13日に誕生した、日本のラグビーユニオン選手です。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツの一員として活動しています。

彼のラグビーキャリアは、5歳の時に鹿児島ジュニアRFCで始まりました。幼少期から楕円球に触れ、その技術と才能を磨いていきます。

高校は奈良県立御所実業高等学校に進学。ここで彼は主にロックのポジションでプレーし、全国レベルでの実力を発揮します。特に輝かしい実績を残したのは高校2年時で、第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」において、チームの準優勝に大きく貢献しました。翌年の高校3年次には、再び花園の舞台に立ち、ベスト8進出を果たしています。この時期の経験は、彼の選手としての土台を築く上で非常に重要なものとなりました。

高校卒業後、平井選手は強豪として知られる帝京大学へと進学します。大学でのプレーは、彼のポジションに変化をもたらしました。2年次からは、それまで主戦場としていたロックから、スクラムの最前線を担う左プロップへとコンバートされます。このポジション変更は、選手としての新たな挑戦であり、その後の彼のプレーに大きな影響を与えました。

プロップ転向後も、平井選手はその適応力の高さと努力によって成長を続けます。2023年には、関東大学春季大会において4試合に出場し、実戦経験を積みました。また、第11回関東大学オールスターゲームにも出場メンバーとして選ばれ、東西の大学生トッププレーヤーたちと肩を並べました。大学4年次には、関東ラグビーフットボール協会の100周年を記念する大会に東軍代表として招集され、その存在感を示しました。

帝京大学ラグビー部の一員として、平井選手は歴史的な瞬間を経験します。2025年1月13日に行われた全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝で、チームは見事な勝利を収め、前人未踏となる4連覇という偉業を達成しました。この快挙達成に、プロップとして貢献した平井選手の役割は非常に大きいものでした。

大学での成功を収めた後、平井選手はプロの世界へと歩みを進めます。2025年1月17日、彼はジャパンラグビーリーグワンの強豪、トヨタヴェルブリッツへの加入を正式に発表しました。そして同年3月、帝京大学を卒業し、新たな環境でのチャレンジを開始しました。

トヨタヴェルブリッツでの今後の活躍が期待される平井半次郎選手。大学選手権4連覇を支えた経験と、ポジション変更を乗り越えた適応力を武器に、トップリーグの舞台でさらなる飛躍を目指します。

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