平塚市総合公園

平塚市総合公園は、神奈川県平塚市のほぼ中央に位置する市立の都市公園です。平塚市の市制施行50周年を記念して整備され、1991年に完成しました。

公園の成り立ち

この公園は、もともと農林省果樹試験場本場（現在の農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門）の跡地に建設されました。果樹試験場が筑波研究学園都市へ移転したことを受け、その広大な跡地を市民のための公園として活用することになったのです。

造成前は「しらさぎ広場」として一部が開放されていましたが、かつて海軍火薬廠があった場所でもあったため、赤レンガの建物跡やトロッコのレールなどが残っていました。これらの遺構は、造成工事が始まるまで草木に埋もれ、戦争の面影を色濃く残していました。現在も、石炭などが園路の下に埋まっているそうです。

多様な施設

公園内には、本格的なスポーツ施設として平塚球場、平塚競技場、平塚総合体育館、温水プール、テニスコートが整備されています。これらの施設は、市民のスポーツ活動を支える重要な役割を果たしています。

子供向けの施設としては、ふれあい動物園や木製遊具のあるわんぱく広場があります。ふれあい動物園では、ポニーの乗馬体験もできます。

その他にも、日本庭園やさくらの広場など、四季折々の自然を楽しめるスポットがあります。春には桜が咲き誇り、多くの人々で賑わいます。

アクセス

平塚駅からのアクセスも良好で、徒歩約20分、またはバスで平塚球場前下車すぐです。駐車場も完備されていますが、休日やイベント時は混雑が予想されます。

湘南ベルマーレ新スタジアム構想

平塚競技場を本拠地とするJリーグの湘南ベルマーレは、公園に近接する旧第一三共ケミカルファーマ工場跡地への新スタジアム建設を計画していると報じられています。しかし、平塚市長は土壌汚染やコストの問題から否定的な見解を示しています。

豊かな自然と市民の憩いの場

平塚市総合公園は、スポーツやレクリエーション、自然との触れ合いを通じて、市民の健康増進と交流を促進する場として、これからも重要な役割を果たしていくことでしょう。

主な施設

平塚球場
平塚競技場
平塚総合体育館
総合公園テニスコート
宿泊研修施設
ふれあい動物園ポニー乗馬場

アクセス

JR東海道線 平塚駅北口から徒歩約20分
JR東海道線 平塚駅北口4番のりばから神奈川中央交通バスで平塚球場前下車約1分
* 自動車：大磯方面（茅ヶ崎方面）から国道1号崇善小学校東交差点左折（右折）

もう一度検索