平塚競技場

平塚競技場

平塚競技場（ひらつかきょうぎじょう）は、神奈川県平塚市の平塚市総合公園内に立地する、多目的の陸上競技場です。競技場は平塚市が所有し、運営も行っています。最近では、2021年2月より「レモンガススタジアム平塚」として知られるようになり、命名権は平塚市に本社のあるレモンガスが取得しました。

施設概要

競技場は日本陸上競技連盟から第2種公認を受けており、全天候型の400メートルトラックが8レーン設置されています。フィールドは天然芝で、使用されている草種はティフトン419とペレニアルライグラスです。サッカーやラグビーの試合が開催される際には、芝生保護のため年に約40試合に使用制限があることが特徴です。照明設備は4基あり、観客が試合を観戦する際に便利な設備が整っています。また、中央バックスタンドには電光式スコアボードが設置されており、試合の進行状況を表示します。

当初、競技場は1万人収容のゴール裏とバックスタンドは芝生席のみでしたが、湘南ベルマーレがJリーグに昇格した1993年からの改築により、18,500人まで収容可能となりました。その後、公式収容人数は2014年から2021年にかけて変更があり、現在は15,690人です。

歴史

平塚競技場は1987年にオープンし、1992年には湘南ベルマーレのホームスタジアムとして利用され始めました。1993年にはJリーグ昇格のための基準が指摘され、緊急に補正予算が組まれ、競技場の改修工事が行われました。2002年にはナイジェリア代表がワールドカップの事前キャンプ地として利用し、国際親善試合も開催されるなど、地元のスポーツシーンに重要な役割を果たしています。

また、競技場の名前は時折変更されており、2012年には「Shonan BMWスタジアム平塚」と名付けられましたが、2021年からレモンガススタジアム平塚に改称されました。こうしたNaming Rightsの導入は、競技場運営の新たな収入源ともなっています。

アクセス

平塚競技場へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、各鉄道駅から徒歩での移動が一般的です。最寄りの平塚駅からは徒歩で約25分またはバスを利用することができます。バスは平塚駅北口から出ている神奈中バスが「総合公園」行きで、下車後徒歩3分です。自動車でのアクセスは、東名高速道路の厚木インターチェンジから約25分となっています。また、ベルマーレのホームゲーム時にはシャトルバスも運行されています。

多目的利用

競技場では陸上競技の大会や、学生対抗陸上競技大会が頻繁に開催されており、陸上トラックも平塚市民に開放されています。また、競技場はサッカーの試合だけでなく、ラグビーやその他のスポーツイベントにも広く利用されています。多彩なスポーツイベントが行われることにより、地域のスポーツ文化が豊かに育まれています。特に、湘南ベルマーレの試合は地域の人々にとって大きなイベントとなっています。

おわりに

平塚競技場は、地域に根ざしたスポーツ施設として、多様な競技会やイベントに利用され続けており、その利用状況は年々進化しています。平塚市のシンボルとして、地元の人々とのつながりを深める場ともなっています。

もう一度検索