平戸海雄貴

平戸海雄貴のプロフィールと業績

基本情報

平戸海雄貴（ひらどうみ ゆうき、2000年4月20日生まれ）は、長崎県平戸市出身の現役大相撲力士です。本名は坂口雄貴であり、境川部屋に所属しています。身長178cm、体重138kg、血液型はB型で、主に寄りを得意技としています。2024年7月場所において、最高位は西小結に昇進しています。

相撲の道の始まり

彼は平戸市立紐差小学校に在学中の1年生から相撲を始めました。小学校時代には他のスポーツにも取り組みつつ、4年生からはわんぱく相撲全国大会に3年連続で出場しました。その後、平戸市立中部中学校では全国中学校相撲選手権大会や全国都道府県中学生相撲選手権大会に参加し、3年生では全中でベスト8に進出しました。中学校卒業後は、複数の高校からの声がかかりましたが、相撲の道を選び、境川部屋に入門します。

初土俵と成長

2016年の3月場所で初土俵を踏み、初土俵同期生には朝乃山や豊山、美ノ海などがいます。入門から約1年後、2017年に地元に因んだ四股名「平戸海」に改名しました。この名前には特に強いこだわりがあったとされています。2019年3月には幕下に昇進し、3年目には幕下で定着することとなります。2021年には5場所連続で勝ち越し、9月には東幕下2枚目に到達したことで、11月場所での新十両昇進が確実となりました。

10月末には、教習所での合同稽古後、兄弟子の佐田の海に促されて、十両優勝を宣言しました。

十両昇進からの挑戦

新十両となった2021年11月場所では、王鵬との取組で負傷し、14日目に診断書を提出。そのため、千秋楽には出場せず、7勝7敗1休で場所を終えました。2022年は新関取としての初勝ち越しを達成し、続く場所でも着実に成績を上げ、2022年7月には初の2桁勝利となる10勝を挙げました。彼はその後の9月場所では新入幕を果たし、長崎県出身の力士では11年ぶりの快挙となりました。

三役昇進と技能賞の獲得

平戸海は2024年7月場所で西小結に昇進し、24歳の誕生日を迎えた際には、師匠の境川を超える関脇昇進と三賞獲得を誓いました。この場所では千秋楽でも勝ち越しを決め、自身初の三賞となる技能賞を受賞しました。

人物像と取り口

彼の好きな歌手はケツメイシで、趣味にはカラオケを挙げています。特にオムライスを自分で作ることが楽しみの一つで、和食から肉料理まで多様な料理を好むようです。取り口は相手に鋭く当たる速攻型で、左右の差し込みを駆使し、一気に押し込む力強いスタイルを特徴としています。

今後の目標

平戸海は今後もさらなる成長を目指し、師匠や先輩たちの手本にする力士のように、頂点を目指す姿勢を貫いています。特に「朝青龍」と「千代の富士」を目標に掲げ、この先の飛躍が期待されます。

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