平間駅

平間駅

平間駅（ひらまえき）は、神奈川県川崎市中原区田尻町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）南武線の駅です。駅番号はJN05です。この駅は、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

歴史

平間駅は、1927年（昭和2年）3月9日に南武鉄道の駅として開業しました。当時は平間停留場という名称でした。その後、1944年（昭和19年）に南武鉄道が国有化され、国鉄南武線の平間駅となりました。第二次世界大戦中には空襲の影響で一時休止しましたが、戦後に営業を再開しました。

1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となり、その後も自動改札機の設置やICカード「Suica」の導入など、駅設備の近代化が進められました。また、2015年には駅遠隔操作システムが導入され、2024年度にはスマートホームドアの使用が開始される予定です。

年表

1927年（昭和2年）3月9日：南武鉄道の平間停留場として開業。
1944年（昭和19年）4月1日：南武鉄道が国有化、運輸通信省南武線の平間駅となる。
1945年（昭和20年）4月15日：空襲により休止。
1946年（昭和21年）5月1日：営業再開。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
1994年（平成6年）2月15日：自動改札機設置。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」供用開始。
2007年（平成19年）6月22日：みどりの窓口の営業を終了。
2007年（平成19年）6月23日：指定席券売機を導入。
2015年（平成27年）2月15日：駅遠隔操作システム導入。
2016年（平成28年）4月12日：平間駅前踏切が国土交通大臣の指定を受ける。
2021年（令和3年）2月26日：平間駅前踏切に踏切警報時間制御装置を導入。
2024年（令和6年）度：スマートホームドアの使用を開始（予定）。

駅構造

平間駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。上りホームの立川方面に改札口があり、2つのホームは跨線橋で結ばれています。駅は川崎統括センターの管理下にあり、JR東日本ステーションサービスが業務を委託しています。早朝や夜間には、遠隔対応となる時間帯があり、その際は鹿島田駅の係員がインターホンで対応します。

駅構内には、トイレ、自動改札機、多機能券売機、指定席券売機が設置されています。また、2010年3月25日からは、ホームと跨線橋を結ぶエレベーターも設置され、バリアフリー化が進んでいます。

のりば

番線	路線	方向	行先
--	--	--	-----
1	南武線	上り	川崎方面
2	南武線	下り	立川方面

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は12,938人です。1995年度以降、利用者は増減を繰り返しながらも、地域住民の足として重要な役割を果たしています。

駅周辺

駅の東側には住宅地が広がっています。西側は、主に工業地域となっており、多くの工場が立ち並んでいます。駅の改札は東口のみに設置されており、西側の利用者は、駅北側にある平間駅前踏切を利用することが多いです。

改良すべき踏切道

平間駅前踏切は、駅に非常に近い場所に位置しているため、遮断時間が長く「開かずの踏切」として知られています。この踏切は、踏切道改良促進法に基づき、国土交通大臣から改良すべき踏切道として指定されており、その対策が求められています。また、踏切遮断時に遮断棒を潜り抜ける歩行者が多く、危険な状況も指摘されています。

この踏切の改良計画については、2020年1月にJR東日本が、下り列車に対して「踏切警報時間制御装置」を導入すると発表し、翌年の2021年2月26日より運用が開始されました。この装置により、通過列車と停車列車を区別することで、遮断時間の短縮が図られています。

バス路線

駅周辺には複数のバス路線が運行しており、地域住民の移動手段をサポートしています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■南武線

■快速：通過

■各駅停車：鹿島田駅 (JN 04) - 平間駅 (JN 05) - 向河原駅 (JN 06)

脚注

記事本文

利用状況
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
神奈川県県勢要覧

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
開かずの踏切

外部リンク

駅の情報（平間駅）：JR東日本
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