幸町 (千葉市)

千葉市美浜区幸町について

幸町（さいわいちょう）は、千葉県千葉市美浜区の東端に位置する町名です。この地域は、東京湾の海面埋立事業によって造成された、中高層住宅が中心の住宅地として知られています。現行の行政地名は幸町一丁目と幸町二丁目で、全域が住居表示実施地域となっています。

地理

幸町は、美浜区の東端に位置し、その全域が海面埋立によって誕生しました。地域内には、千葉ガーデンタウン（一丁目）や幸町団地（二丁目）といった大規模な住宅地があります。総面積は122.5ヘクタールです。北端には国道14号（千葉街道）が走り、交通の便も良いです。一丁目には、千葉市立幸町第三小学校、千葉市立幸町第二中学校、千葉ガーデンタウン郵便局があり、二丁目には、千葉市立幸町小学校、千葉市立幸町第一中学校、千葉幸町郵便局が立地しています。また、東は中央区登戸、西は稲毛海岸・高洲・新港、南は中央区千葉港、北は中央区登戸・稲毛区黒砂と隣接しています。

地価

住宅地の地価は、2015年1月1日の公示地価によると、幸町1-19-2の地点で1平方メートルあたり15万4000円となっています。

歴史

幸町は、かつては東京湾の一部でした。1963年に発表された千葉港中央地区の土地造成計画に基づき造成され、当初は計画人口15,000人の一般分譲住宅地として計画されていましたが、住宅需要の増加により中高層住宅中心の住宅地に変更されました。二丁目の公団幸町団地（計画人口19,250人）から入居が始まり、一丁目には千葉ガーデンタウンなどの高層住宅も建設されました。

地名の由来

「幸町」という地名は、この地域に住む住民に多くの幸せが訪れるようにという願いを込めて名付けられました。

沿革

1963年：千葉港中央地区の土地造成、港湾地区計画が発表されました。
1967年3月1日：埋め立て地の一部に千葉市幸町が設定されました。
1969年：公団幸町団地の入居が開始されました。また、4月1日には千葉市立幸町第一小学校と幸町第二小学校が開校し、千葉市立緑町中学校の仮校舎内で千葉市立幸町第一中学校が創立されました。5月1日には、幸町の一部が幸町二丁目となり、住居表示が実施されました。
1970年：現在地に千葉市立幸町第一中学校が完成し、6月14日に開校式が行われました。
1973年3月1日：幸町の残りの部分が幸町一丁目となり、住居表示が実施され、千葉市幸町一丁目・二丁目となりました。
1974年：団地交通（現在のあすか交通）が、幸町団地～西千葉駅間の運行を開始しました。4月1日には、千葉市立幸町第三小学校が開校しました。
1977年4月1日：千葉市立幸町第四小学校が開校しました。
1980年4月1日：千葉市立幸町第二中学校が開校しました。
1992年4月1日：千葉市が政令指定都市に移行し、千葉市美浜区幸町一丁目・二丁目となりました。
2013年：千葉市立幸町第四小学校が、幸町第一小学校と統合し閉校しました。
2015年：千葉市立幸町第一小学校と幸町第二小学校が統合し、旧幸町第四小学校の敷地を利用して、幸町小学校として開校しました。
2018年：幸町団地の大規模なリニューアル工事がURによって実施されました。

町名の変遷

「幸町」は新設時から、住居表示施行時を経て現在の形に至っています。

世帯数と人口

2017年9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

（データは省略）

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

（データは省略）

施設

幸町には以下の施設があります。

千葉市立幸町小学校
千葉市立幸町第三小学校
千葉市立幸町第一中学校
千葉市立幸町第二中学校
千葉幸町郵便局
千葉ガーデンタウン郵便局

参考文献

* 絵でみる 図でよむ 千葉市図誌 上巻

関連項目

（関連する項目は省略）

脚注

（脚注は省略）

もう一度検索