広島県立びんご運動公園陸上競技場

広島県立びんご運動公園陸上競技場

広島県立びんご運動公園陸上競技場は、広島県尾道市にある陸上競技場で、1993年に正式に開場しました。広島県が所有するこの競技場は、イズミテクノ、RCC文化センター、シンコースポーツの共同企業体によって運営されています。公園全体の命名権は、尾道市に本社を置くカタオカが取得し、2022年から「ダッシュこざかなくん 陸上競技場」という名称が使用されています。

歴史的背景

1994年にはアジア競技大会が開催され、さらに1996年には第51回国民体育大会でも使用されるなど、初期の頃から重要なスポーツイベントの場としての役割を果たしてきました。この競技場は、陸上競技だけでなく、球技場としても広く利用されており、AFCアジアカップ1992や1993年のJリーグ公式戦（サンフレッチェ広島対清水エスパルス戦）が行われたことがあります。また、いくつかの高校サッカーの大会の会場としても機能し、2017年にはFC今治が公式戦を開催するなど、地域スポーツ振興にも寄与しています。

特に、2018年にはポルノグラフィティによる野外ライブが開催され、観客を魅了しましたが、荒天の影響により一部の公演が中止となってしまいました。

施設の特徴

この競技場は、日本陸上競技連盟の第2種公認を受けており、以下の特徴を持っています。

• - トラック: 400m×8レーン、全天候舗装
• - フィールド: 107m×68m、天然芝
• - 収容人員: メインスタンド4245人、芝生席約5000人
• - 照明塔: 4基（最大照度1000Lx）
• - スコアボード: 電光式

このように、多くの観客が利用できるよう設計されています。また、臨時便が運行されることもあり、大会やイベントの際には便利な交通手段が用意されています。

アクセス方法

バス

JR尾道駅および新尾道駅からは、おのみちバスや中国バスを利用して「びんご運動公園北門」行きのバスが運行されています。土日や祝日には特定のルートで「びんご運動公園」行きの便もあります。また、プロ野球や高校野球の開催時には臨時便が多数運行され、「しまなみ球場前」バス停を経由するものもあるため、アクセスが容易です。

車

自動車でのアクセスについては、JR新尾道駅から約5分、JR尾道駅から約15分、山陽自動車道尾道インターチェンジから約5分、西瀬戸自動車道西瀬戸尾道インターチェンジから約20分の距離に位置しており、非常に便利です。

徒歩

さらに、JR新尾道駅から徒歩で約30分の距離にありますので、散策がてら訪れることも可能です。

補足情報

広島県立びんご運動公園には、多目的なスポーツ施設が揃っており、地域コミュニティの活性化にも貢献しています。大会だけでなく、さまざまなイベントに利用されているこの場は、スポーツ愛好者にとって欠かせない存在となっています。

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