広島県立庄原格致高等学校高野山分校

概要

広島県立庄原格致高等学校高野山分校（ひろしまけんりつ しょうばらかくち こうとうがっこう たかのやまぶんこう）は、かつて広島県庄原市高野町新市に設置されていた公立高等学校の分校です。中国山地の山間、島根県との県境に近い高標高地に位置し、地域における高等学校教育の拠点としての役割を担いました。1952年に開校して以来、全日制の普通科が置かれ、多くの卒業生を送り出しましたが、時代の流れと共にその役割を終え、2009年3月31日をもって57年間の歴史に幕を下ろしました。

歴史

高野山分校は、戦後間もない1952年4月1日、「広島県比婆西高等学校 高野山分校」として新たな歩みを始めました。その後、親校の名称変更に伴い、数度の改称が行われています。

1954年5月1日：「広島県庄原高等学校 高野山分校」に名称変更。
1961年4月1日：「広島県庄原格致高等学校 高野山分校」に名称変更。
1968年10月1日：県の後に「立」が付き、「広島県立庄原格致高等学校 高野山分校」となります。

時代の変化と生徒数の減少に伴い、2007年4月1日に生徒の募集を停止し、在校生の卒業を待って2009年3月31日に閉校となりました。

設置課程・学科

閉校するまで、全日制課程の普通科が置かれていました。

校地

校地は、広島県内でも特に標高の高い地域の一つであり、島根県との県境に近い中国山地の山間部に位置していました。

閉校後の利用

学校が閉校した後、校舎は改修が行われ、2011年からは庄原市立高野中学校の校舎として活用されています。

著名な出身者

漫画家の瀬尾公治氏が高野山分校の卒業生として知られています。

交通

最寄りの交通機関としては、松江自動車道の高野インターチェンジが近く、国道432号や広島県道39号三次高野線といった幹線道路が利用可能です。

周辺施設

学校周辺には、庄原市役所高野支所、庄原市立高野小学校、庄原市立高野保育所など、地域の公共施設が集まっています。また、広島県雪合戦大会実行委員会も近くに位置しています。

関連項目

広島県高等学校の廃校一覧

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