広島県道152号府中祇園線

広島県道152号府中祇園線

広島県道152号府中祇園線（ひろしまけんどう152ごう ふちゅうぎおんせん）は、広島県安芸郡府中町から広島市安佐南区へと至る一般県道です。

概要

本路線は、安芸郡府中町宮の町3丁目に位置する起点から、広島市安佐南区西原6丁目の今津（南）交差点に至ります。総延長は約9.4キロメートルです。起点は広島県道151号府中海田線および広島県道272号上宮町新地線の起点でもあり、終点では国道183号と交差します。この道路は、安芸郡府中町、広島市東区、広島市安佐南区といった複数の自治体を通過し、都市部の重要な生活幹線道路としての役割を担っています。

路線状況

沿道には住宅や商業施設が数多く立ち並んでおり、地域住民の移動や物流を支えるため、日常的に交通量が多い状況です。特に、周辺に大型店舗などが集中するエリアでは、交通渋滞が発生しやすい傾向にあります。一部区間においては、並行する広島市道を利用することで経路を短縮できる場合がありますが、その市道も同様に交通量が多く、しばしば混雑が見られます。

また、広島県道264号中山尾長線との分岐点から広島県道37号広島三次線との交点に至るまでの区間では、JR西日本芸備線とほぼ並行する形で路線が延びています。

重複区間

路線の一部には、他の県道と指定が重複している区間が存在します。

広島県道70号広島中島線：広島市東区矢賀6丁目の鶴江橋西詰交差点から、広島市東区温品5丁目の下温品交差点までが重複区間となっています。

交差する道路

本路線と交差する主要な道路は以下の通りです。

広島県道151号府中海田線（起点）
広島県道272号上宮町新地線（起点）
広島県道70号広島中島線（重複区間）
広島県道264号中山尾長線
広島県道37号広島三次線
国道183号（終点：今津（南）交差点）

交差する鉄道

JR西日本芸備線：かつて中山踏切で平面交差していましたが、地域の交通円滑化のため立体交差化が進められ、2024年（令和6年）6月6日にその供用が開始されました。
広島高速交通広島新交通1号線（アストラムライン）：路線の沿線で交差しており、最寄りの駅として西原駅が利用可能です。

主要な道路施設

路線上には複数の橋梁が架設されています。

鶴江橋：府中大川を渡河し、安芸郡府中町と広島市東区を結んでいます。
百田橋：広島市東区内でJR芸備線を跨ぐ跨線橋です。
安芸大橋：太田川本流を渡る長大な橋梁で、広島市東区と広島市安佐南区の区間に位置します。
平成橋：太田川の支流である古川に架かり、広島市安佐南区内にあります。

通過する自治体

本路線は以下の自治体を通過します。

安芸郡府中町
広島市（東区、安佐南区）

沿線にある主な施設

沿道周辺には、以下のような施設が立地しています。

フォレオ広島東（複合商業施設）
広島城北中学校・高等学校
広島市立中山小学校
広島東警察署 戸坂交番
広島市立戸坂小学校
広島高速交通広島新交通1号線 西原駅
安佐南郵便局

安芸郡府中町から広島市東区、安佐南区にかけての市街地を南北に縦断する広島県道152号府中祇園線は、地域住民の生活を支える重要な路線であり、その性格上、交通量の多い区間が多く見られます。

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