広島県道40号安佐豊平芸北線

広島県道40号安佐豊平芸北線

広島県道40号安佐豊平芸北線（ひろしまけんどう40ごう あさとよひらげいほくせん）は、広島県広島市安佐北区を起点とし、山県郡北広島町を終点とする主要な地方道です。この道路は、広島市北部と北広島町の旧豊平町・芸北町域を結び、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を担っています。

概要

本路線は、広島県広島市安佐北区安佐町鈴張に位置する「豊平分かれ交差点」を起点としています。この交差点は国道261号と接続しており、路線の始まりを示す地点です。終点は、山県郡北広島町細見にある「細見交差点」で、ここでは国道186号と交差しています。

起点から終点に至るまで、主に山間部や中山間地域を経由し、沿線には集落や田園風景が広がっています。地域住民の生活道路としてだけでなく、市街地とを結ぶアクセスルートとしても利用されています。

路線データ

広島県道40号安佐豊平芸北線の総延長は29.511キロメートルです。このうち、起点がある広島市内の区間は約2.544キロメートルとなっています。なお、路線の一部区間では国道433号と重複しており、その重複区間の長さはおよそ4.55キロメートルです。この重複区間の距離は、上記の県道単独区間の総延長には含まれていません。

歴史

この県道が現在の主要地方道としての位置づけを得たのは、1993年（平成5年）5月11日のことです。この日、当時の建設省（現在の国土交通省）によって、県道安佐豊平芸北線が重要な幹線道路として位置づけられ、主要地方道に指定されました。これにより、道路の整備や改良が計画的かつ重点的に進められることとなり、地域の交通利便性向上に寄与しています。

路線状況

広島県道40号安佐豊平芸北線の経路には、他の国道や県道と重複する区間が複数存在します。主な重複区間は以下の通りです。

国道433号・国道434号
山県郡北広島町の戸谷（とだに）地区から志路原（しじはら）地区にかけての区間では、国道433号および国道434号と重複して経路を共有しています。これらの国道との重複区間は、本路線の重要な一部を構成しています。
広島県道314号七曲千代田線
同じく山県郡北広島町の阿坂地区内では、広島県道314号七曲千代田線とも重複しています。これらの重複により、周辺地域の道路網との連携が図られています。

沿線施設として、山県郡北広島町には「道の駅豊平どんぐり村」があります。この道の駅は、休憩施設や特産品の販売などを通じて、地域の情報発信や観光振興に貢献しています。

地理

広島県道40号安佐豊平芸北線が通過する自治体は、以下の通りです。

広島市（安佐北区）
山県郡北広島町

起点の広島市安佐北区では国道261号と、終点の山県郡北広島町では国道186号とそれぞれ接続しています。また、経路途中では前述の国道433号、国道434号、広島県道314号七曲千代田線といった他の主要な道路とも交差または重複しており、周辺地域へのアクセスを提供しています。沿線の地理は山がちであり、豊かな自然景観が特徴です。冬季には積雪や路面凍結に注意が必要な区間も含まれます。

本路線は、広島市と北広島町を結ぶ主要なルートとして、通勤・通学、物流、観光など様々な用途に利用されており、地域の発展に不可欠な道路と言えるでしょう。

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