広瀬神社 (竹田市)

広瀬神社（廣瀬神社）

広瀬神社は、大分県竹田市に鎮座する神社です。竹田市出身で日露戦争で活躍した広瀬武夫命を主祭神として祀り、その功績と精神を今に伝えています。

祭神

広瀬神社の主祭神は、竹田市出身の広瀬武夫命です。広瀬武夫は、日露戦争において旅順港閉塞作戦で壮烈な戦死を遂げ、「軍神」と称えられました。神社には、広瀬武夫のほか、竹田市を含む旧直入郡内の戦没者など1400余柱の御霊も合祀されています。

歴史

広瀬神社は、広瀬武夫中佐の личностиと報国の精神を敬い、その功績を後世に伝えるために、1935年（昭和10年）に創建されました。岡田啓介首相や地元出身の黒川健士など、多くの人々の尽力によって創建奉賛会が結成され、社殿が完成しました。同年5月25日には鎮座祭が執り行われ、県社に列せられました。

戦後、1948年（昭和23年）には、大分県直入郡遺族連合会が、郡内の国家公共に尽くして亡くなった人々の御霊を広瀬神社に合祀することを決定し、翌1949年（昭和24年）に第1回の合祀が行われました。

境内

広瀬神社の境内には、広瀬武夫の功績を偲ぶ様々な施設があります。鳥居の前には広瀬武夫の胸像が建てられており、参拝者を迎えます。境内には広瀬武夫記念館があり、広瀬武夫の遺品や関連資料が展示されています。

記念館には、かつて広瀬武夫が乗艦していた戦艦朝日のカッターが寄進されており、旧海軍時代の貴重な遺品として保存されています。その他、竹田市出身の陸軍大将である阿南惟幾の顕彰碑もあります。この碑は、岸信介の書によるものです。

広瀬神社は、広瀬武夫の精神を伝えるとともに、地域の戦没者を慰霊する場として、現在も多くの人々に参拝されています。

脚注

外部リンク

広瀬神社（廣瀬神社） たけ旅
広瀬神社 九州の今
廣瀬神社 国指定史跡 岡城跡

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