広西中医薬大学

広西中医薬大学について

広西中医薬大学（英語: Guangxi University of Chinese Medicine）は、中華人民共和国広西チワン族自治区南寧市に位置する国立大学です。1934年に設立されたこの大学は、広西地区における中医薬の教育と研究の中枢として知られています。2012年に現在の名称に改称し、国の中医薬管理局と広西壮族自治区人民政府によって運営されています。

主要な歴史と沿革

広西中医薬大学の起源は1934年に遡ります。当時、広西省立南寧区医薬研究所が設立され、基礎医学の教育が始まりました。その後、1941年に南寧、梧州、桂林の3地域の医薬研究所が統合され、「広西省立医薬研究所」が設立されます。1945年には「広西省立南寧高級中医職業学校」と改名され、さらに1956年には広西中医学校が開校します。1958年にこの学校は広西中医専科学校に改称され、1964年には薬学院の前身となる専攻が誕生しました。

1970年には南寧医学専科学校が吸収合併され、1976年には薬学系が確立されました。2000年には基礎医学院と薬学院がそれぞれ改組され、専門性の高い教育が提供されていきます。最終的に、2012年には現在の名称に変更され、2013年にはメインキャンパスが新たに仙葫校区に移転しました。

学部と研究機関

広西中医薬大学は、以下の多様な学部を持っています：

• - 基礎医学院
• - 薬学院
• - 中薬系
• - 薬系
• - 食品科学系
• - 医薬基礎系
• - 骨痛学院（骨痛研究所）
• - 鍼灸推拿学院（鍼灸研究所）
• - 壮医薬学院
• - 瑶医薬学院
• - 看護学院
• - 公共衛生与管理学院
• - 高等職業技術学院
• - 国際教育学院
• - 第一次臨床医学院
• - 瑞康臨床医学院
• - 成人教育学院・継続教育学院
• - マルクス主義学院
• - 外語部
• - 体育部

また、大学には多くの研究所や附属機関も存在し、広西中医薬大学附設中医学校、附属病院、制薬工場などのインフラが整っています。特に附属病院は、地域医療の重要な役割を果たしています。

附属病院

大学には数多くの附属病院があり、その中でも特に重要なものとして以下が挙げられます：

• - 広西中医薬大学第一附属医院（広西チワン族自治区中医医院）
• - 広西中医薬大学附属瑞康医院（中西医結合医院）
• - 広西中医薬大学附属国際壮医医院

これらの病院では、学生たちが実践的な医療教育を受けることができ、多様な治療法が提供されています。

国際的な連携

広西中医薬大学では、国際交流も盛んです。特に、日本の埼玉医科大学との間で学生交流や共同研究が行われており、国際的な視野を持った人材育成に力を入れています。さらに、富山大学との部局間交換協定により、漢方医学の研究も推進されています。

まとめ

広西中医薬大学は、中国内でも著名な中医学の教育機関であり、その長い歴史と多様な学部、附属病院を通じて、全国および国際的な中医薬の発展に寄与しています。学生たちは、この大学での教育を受けながら、伝統医学の重要性と応用に対する理解を深めているのです。これからも広西中医薬大学は、質の高い教育と研究を進め、地域社会及び国際的な場でその知識を広めていくでしょう。

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