広谷順子

広谷順子について



広谷順子(ひろたに じゅんこ、本名:木戸順子)は、1956年10月17日東京都で生まれた日本の音楽家です。彼女は歌手作曲家、スタジオミュージシャンとして活動し、2020年1月4日に乳がんにより63歳で亡くなりました。彼女の音楽的な才能は多方面にわたり、幅広いジャンルで知られています。

幼少期と音楽活動の始まり



広谷は3歳からピアノを学び、高校時代には音楽グループを結成し、カーペンターズなどの楽曲を演奏しました。この時期に約90曲ものオリジナル曲を作成したことが、彼女の作曲家としての道を開くきっかけとなりました。高校卒業後、彼女は1976年にニッポン放送が主催するコンテストで作曲賞とグランプリを受賞し、その後アルファミュージックと契約を結びました。

歌手デビューとその後の活動



1979年2月、広谷は国際児童年のキャンペーンソング「道」で正式に歌手デビューします。この楽曲は彼女の初期の代表曲の一つであり、そこから作曲家やスタジオミュージシャンとしての仕事も積極的に行うようになりました。

ソロ活動を続けつつ、彼女は2002年に夫である木戸やすひろ、比山貴咲史、高尾直樹松下誠とともにア・カペラユニット「Breath by Breath」を結成しました。このユニットでは、互いの音楽的才能を活かした多彩なパフォーマンスを展開しました。また、同年には夫とのユニット「綺羅」も結成し、多くの音楽イベントやライブで活躍しました。

スタジオミュージシャンとしての活動



広谷はスタジオミュージシャンとしても非常に多くのプロジェクトに参加しました。レコーディング、ライブ、オーケストラピットでのバック・コーラス、さらにはコマーシャルソングの歌唱など、多岐にわたるコーラスワークに関与しました。特にBreath by Breathのライブ中には、彼女の存在感を際立たせる発言があり、メンバーの比山貴咲史によると「日本で出るアルバムの85%に関与している」とのことです。

ディスコグラフィーと功績



彼女の音楽活動はシングルやアルバムのリリースに留まらず、他のアーティストへの楽曲提供やコーラス参加など、多岐にわたっていました。広谷は日清食品の「日清焼そばU.F.O.」のために歌った未使用版のボーカルを持ち、『NIAGARA CM SPECIAL』シリーズにも彼女の楽曲が収録されています。

彼女の遺産



広谷順子はその才能と情熱で、音楽界に深い足跡を残しました。彼女の作品は今も多くの人々に親しまれ、彼女の音楽への貢献は日本の音楽シーンにとって欠かせないものでした。その影響力は、今後も多くの音楽家に影響を与え続けることでしょう。

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