広野駅 (福島県)

広野駅（ひろのえき）

福島県双葉郡広野町にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）常磐線の駅。

歴史

1898年（明治31年）8月23日：日本鉄道の駅として開業。
1906年（明治39年）11月1日：日本鉄道が国有化、官設鉄道の所属となる。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定により、常磐線の所属となる。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道発足。
1972年（昭和47年）10月2日：貨物取り扱いを廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いを廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2008年（平成20年）3月17日：発車メロディーを童謡「汽車」「とんぼのめがね」に変更。
2011年（平成23年）3月11日：東日本大震災により不通となる。
2011年（平成23年）8月1日：不通区間の代行バスが久ノ浜駅 - 当駅間で運行開始。
2011年（平成23年）10月10日：久ノ浜駅 - 当駅間の運行再開、代行バスの運行終了。
2014年（平成26年）6月1日：当駅 - 竜田駅間の運行再開。
2018年（平成30年）3月29日：東口広場が完成。
2020年（令和2年）3月14日：東京近郊区間に編入、ICカード「Suica」利用可能。「Smart Station for EXPRESS」導入。
2021年（令和3年）10月1日：終日無人化。
2022年（令和4年）9月9日：ホーム間を結ぶ跨線橋にエレベーターを設置。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。
2024年（令和6年）11月9日：新駅舎の使用を開始。

駅構造

単式ホームと島式ホームを合わせた2面3線の地上駅。ホーム間は跨線橋で連絡。

ホーム
待合室あり。
いわき統括センター（いわき駅）管理の無人駅。
2021年9月30日までJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅であった。
多機能券売機、話せる指定席券売機、簡易Suica改札機が設置されている。
駅舎
2024年11月9日より新駅舎を使用開始。
旧駅舎は広野町により防災機能を備えた交流施設として改修予定（2025年度完成見込）。
駅舎外にはロータリー、トイレ、郵便ポスト、飲料用自動販売機を設置。

のりば

2番線は主にいわき方面からの折り返しに使用。
東日本大震災後の運行再開から2014年6月の当駅 - 竜田駅間の運行再開までは、1番線と2番線の間に仮設ホームを設置し、仮設通路で1番線と連絡させていた。
夜間留置は設定されておらず、当駅止まりの終電は回送される。

利用状況

JR東日本によると、2000年度から2020年度の1日平均乗車人員は以下の通り。

（具体的な数値は省略）

駅周辺

国道6号
福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校
広野町役場
広野郵便局
イオン広野店（ひろのテラス）
その他

その他

駅前には童謡『汽車』の碑がある。常磐線がモデルになったという説があるが、異論も存在する。
乗車券類には「（常）広野」と表記される。福知山線（JR宝塚線）に同名の駅があるため。
本駅と隣の末続駅の間には旧線で使用されていたトンネルの跡が残っている。
1985年のダイヤ改正で、急行「ときわ」が特急「ひたち」に統合された際、住民の要望で停車駅となった。ただし、ホームが短いため、一部車両のドアカットを実施していた。
2011年10月10日から2014年5月31日まで、福島第一原子力発電所事故による避難指示区域の境界線に最も近い駅であった。
東日本大震災発生時、当駅に留置されていた415系車両が、後に勝田車両センターへ移動された際、労働組合がストライキを構える事態となった。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■常磐線
特急「ひたち」停車駅
■普通
末続駅 - 広野駅 - Jヴィレッジ駅

脚注

（省略）

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 駅の情報（広野駅）：JR東日本

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