建大入口駅

建大入口駅

ソウル特別市広津区華陽洞に位置する建大入口駅（コンデイックえき）は、ソウル交通公社が運営する主要な鉄道駅です。広大な敷地を持つ建国大学校の最寄り駅として多くの学生や教職員に利用されるほか、周辺には商業施設や公共機関が集積しており、活気あふれる地域の中核をなす駅となっています。

利用可能な鉄道路線

当駅では、ソウル交通公社の以下の2路線が利用可能です。

2号線: 駅番号は(212)です。
7号線: 駅番号は(727)です。

駅構造

建大入口駅は、2号線と7号線で構造が異なります。両線ともに、旅客案内上ののりば番号は設定されていません。

2号線

2号線は地上部に設けられた高架駅で、相対式ホームが2面2線配置されています。利用者の安全確保のため、ホームには可動式ホーム柵が設置されています。改札口は駅の東側（九宜方面）と西側（聖水方面）にそれぞれ設けられており、合計2箇所あります。7号線への乗り換えは、東側の改札付近（改札内）にある連絡階段を利用するのが便利です。化粧室も改札内に配置されています。駅の出入口は、1番、2番、5番、6番の合計4箇所が利用できます。

7号線

一方、7号線は地下に位置する地下駅です。ホームは2面2線の相対式で、安全対策として現在はフルスクリーンタイプのホームドアが導入されています。これはかつて設置されていた障害物検知装置の有効性が低いことから置き換えられたものです。2号線へ乗り換える際は、上下どちらのホームからでも、ホーム南端にある連絡階段を利用してアクセスできます。改札口は上り（蘆原方面）ホーム側に隣接して設置されています。下り（富平区庁方面）ホームから改札へ向かうには、ホーム間を結ぶ連絡通路を経由する必要があります。化粧室も上りホーム側に隣接しています。出入口は3番と4番の合計2箇所に加え、建国大学校病院へ直接アクセスできる連絡通路も設けられています。

歴史

建大入口駅は、ソウル地下鉄の発展と共に歴史を刻んできました。

1980年10月31日: ソウル特別市地下鉄公社（当時）2号線の駅として開業しました。この時の駅名は「華陽駅（화양역）」でした。
1985年3月7日: 駅名が現在の「建大入口駅」に改称されました。
1996年10月11日: ソウル交通公社7号線が開業し、その終着駅として当駅に乗り入れを開始しました。これにより、当駅は2号線と7号線の乗換駅となりました。
2000年8月1日: 7号線が延伸開業し、当駅は終着駅ではなく途中駅となりました。
2005年1月1日: 運営組織であるソウル特別市地下鉄公社がソウルメトロに改称されました。

利用状況

近年、建大入口駅はソウル東部における主要な交通結節点の一つとして、一日あたり平均して非常に多くの乗降人員を記録しています。大学や商業施設へのアクセス拠点として、常に活発な利用が見られます。

駅周辺

駅周辺は、建国大学校を中心に、教育機関、医療施設、大型商業施設などが集まる複合的なエリアです。

建国大学校
建国大学校病院
スターシティ、ロッテ百貨店スターシティ店、イーマート紫陽店などの大型商業施設
IBK企業銀行建大駅支店、水協銀行建大駅支店などの金融機関
華陽洞住民センター、華陽洞治安センター、紫陽4洞住民センター、東部女性開発院などの公共施設
朝陽市場、ノルンサン市場などの市場
華陽初等学校、新陽初等学校、ソウル童子初等学校、紫陽初等学校、紫陽中学校、紫陽高等学校などの教育機関

隣の駅

各路線の隣接駅は以下の通りです。

ソウル交通公社 2号線: 聖水駅 (211) - 建大入口駅 (212) - 九宜駅 (213)
ソウル交通公社 7号線: 子供大公園駅 (726) - 建大入口駅 (727) - 紫陽駅 (728)

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