弓削隼人

弓削 隼人（ゆげ はやと）

弓削隼人は1994年4月6日に栃木県佐野市で誕生したプロ野球選手で、ポジションは投手です。彼は左投左打のスタイルを持ち、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。身長193cmと日本人投手の中では非常に高身長であり、2021年まで日本人左腕選手の中では歴代最高身長でした。

経歴

幼少期と高校時代

弓削は祖父から代々続くラーメン店の家に生まれ、佐野市立吉水小学校で野球を始めました。中学校では佐野市立田沼東中学校に在籍し、地元の佐野シニアでの経験を積みました。高校は佐野日本大学高校に進学し、2年生からベンチ入りし、エースとしての役割を果たしましたが、全国大会には出場できませんでした。この時期、彼の2年後輩には田嶋大樹選手がいます。

大学時代

その後、日本大学に進学。ここでは肩や肘の故障により最初の2年は1試合の公式戦登板しか経験しなかったものの、4年生になると急成長を遂げます。特に4年秋には防御率1.93の好成績を収め、敢闘賞を受賞しました。明治神宮大会でも優秀な投球を見せ、大学野球界での名を馳せました。

プロ入り

大学卒業後はSUBARUに入社。初年度にはJABA日立市長杯選抜野球大会で公式戦デビューを果たし、2年目には都市対抗での登板も経験しました。2018年10月のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから4位指名を受けて入団し、契約金は5000万円、年俸は1000万円となりました。背番号は23に設定されました。

楽天時代

弓削のプロ初年度は2019年で、開幕ローテーションに入り、4月4日にプロ初登板を果たしました。最初の年は8試合に登板し、3勝3敗、防御率3.74とまずまずの成績を収めました。2020年は短縮シーズンであったにもかかわらず、再び開幕ローテーション入りし、6月に好投を続けましたが、8月には調子を崩し、肘の手術を受けることに。2021年シーズンは登板数が減少し、苦しい年となりました。

2022年にはリリーフとして開幕し、無失点の好スタートを切りました。新型コロナウイルスの影響で出場が制限されましたが、プロ初セーブも記録。2023年はリリーフとして活躍していましたが、成績面で苦しむ時間もありました。

選手としての特徴

弓削はその193cmの体格を活かし、最速149km/hのストレートを武器としています。多彩な変化球も操り、地元では「和製ランディ（・ジョンソン）」とも呼ばれています。コントロールにも優れており、将来の活躍が期待されている選手です。

記録

• - 初登板：2019年4月4日、対北海道日本ハムファイターズ
• - 初勝利：2019年7月30日、対北海道日本ハムファイターズ
• - 初セーブ：2022年5月1日、対福岡ソフトバンクホークス

弓削隼人は今後のさらなる成長を期待される、日本プロ野球界の注目選手です。

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