田嶋大樹

田嶋大樹選手のプロフィールと経歴

田嶋大樹（たじま だいき）は、1996年8月3日生まれのプロ野球選手で、栃木県宇都宮市出身の投手です。左投左打で現在はオリックス・バファローズに所属しています。また、彼は高校時代から順調な成長を遂げ、多くの実績を残しています。

プロ入り前の経歴

田嶋選手は、小学校で宝木ファイターズに入団し、軟式野球をスタートさせました。小学校6年時にはエースとして県大会で優勝を果たし、中学生時代は硬式野球の鹿沼ボーイズに所属。彼は3年生の時に世界大会にも出場しました。その後、佐野日本大学高等学校へ進学し、1年生からチームの一員として活躍。2年生時には横浜高校を破り、関東大会に進出。3年生では春の選抜大会で3試合連続完投勝利を収めるなど、素晴らしい成績を残しました。高校時代にはプロ入りの有力候補として注目を浴びましたが、怪我が影響し、社会人野球への道を選択しました。

社会人野球での成績

高校卒業後、田嶋選手はJR東日本に入社し、社会人野球に挑むことになります。2年目にはU23ワールドカップに出場し、3年目には第28回アジア選手権大会で優勝し、MVPも受賞しました。また、都市対抗野球大会でも優秀な成績を収め、社会人ベストナインに選ばれました。

プロキャリアのスタート

2017年10月26日のドラフト会議で、田嶋選手はオリックス・バファローズから1位指名を受け、契約を結びます。オリックスにとっては20年ぶりの競合1位指名選手の獲得となりました。背番号は29に決まりました。

オリックス時代の成績

田嶋選手のプロ野球選手としての道は、2018年に始まりました。彼は春季キャンプから一軍でスタートし、3試合に登板して1勝1敗・防御率3.07の成績を残しました。開幕戦でプロ初登板となり、5回を投げ1失点の好投を見せましたが、以降はいくつかの試合で苦しい投球が続き、ルーキーイヤーでの成績は6勝3敗、防御率4.06でした。

2019年は一軍復帰を果たし、期待の好投を続けたものの、後半戦に苦しむ場面が多くなり、最終成績は3勝4敗、防御率3.44でした。2020年は初の規定投球回に到達し、シーズン終わって前年と比較して成績を向上させ、2021年にはリーグ優勝にも貢献しました。

2022年、2023年も開幕ローテーション入りして奮闘し、特に楽天戦では連勝を飾るなどの力投を見せました。2023年のポストシーズンでも活躍し、チームの勝利に寄与しました。

選手の特徴

田嶋選手は変則的なスリークォーターから投げる左腕で、スライダーやカットボール、ツーシームなど多彩な変化球を持ち味としています。彼のストレートはキレがあり、腕の振りや球持ちの良さも評価されています。しかし、立ち上がりやスタミナに課題を指摘されることもあります。

人物となる風貌

田嶋選手は「タジ」の愛称で親しまれています。彼はアマチュア時代にはプロ野球を熱心に観ることはなかったものの、自分のスタイルを貫くことを大事にしています。特に、乃木坂46や欅坂46のファンで、若手の女性アイドルに対する強い支持を表明しています。

田嶋選手はこれからも、オリックス・バファローズのエースとしてさらなる活躍が期待されています。

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