弘南バス黒石営業所

弘南バス黒石営業所

弘南バス黒石営業所は、青森県黒石市に所在する弘南バスの営業所です。地域の公共交通を支える重要な拠点として、様々な路線を運行しています。

沿革

黒石営業所の歴史は古く、1940年に旧尾上銀行前に東部発着所が開設されたことに始まります。その後、組織の改編や移転を経て、現在の姿に至っています。

1940年6月6日 - 旧・尾上銀行前に車庫・待合所を建設し、東部発着所を開設。
1943年9月 - 東部発着所を黒石営業所へ改組。
1951年 - 黒石営業所を現在の黒石市一番町へ移転。
1960年8月 - 組織改正により黒石営業所を黒石支所（弘前営業所所管）に降格。
196x年 - 黒石支所を黒石営業所へ復帰。
197x年 - 黒石営業所を黒石市富士見へ移転。
2023年5月10日 - 黒石駅前案内所を閉鎖。

所管路線

黒石営業所は、黒石市を中心に、周辺地域を結ぶ多様な路線を運行しています。主な路線は以下の通りです。

黒石 - 板留 - 虹の湖公園線
黒石 - 大川原線
板留 - 南高校線
弘前 - 黒石・大川原線（日沼経由）
黒石 - 弘前線（高田経由）
黒石 - 青森線
黒石 - 高野線（馬場尻経由）
黒石 - 浪岡線（本郷経由）
黒石 - 尾上線（高賀野経由）
黒石 - 川部線

これらの路線は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしており、通勤・通学、通院、買い物など、様々な目的で利用されています。

路線詳細

黒石 - 板留 - 虹の湖公園線: 黒石営業所を起点に、ぐみの木、黒石駅前、浜町などを経由し、虹の湖公園へと至ります。さらに、青荷温泉入口、虹の湖温泉、小国、昭和平温泉、葛川、一本木、平六、善光寺平入口、温川山荘前を経由して温川へと向かう路線もあります。この路線は、山形バスが1923年に「黒石 - 板留線」の運行を開始したのが始まりで、その後、弘南鉄道自動車部、弘前乗合自動車（現・弘南バス）へと移管されました。道の駅虹の湖開設に伴い、「虹の湖公園前」まで延長された経緯があります。

黒石 - 大川原線: 黒石営業所を起点に、ぐみの木、黒石駅前、浜町などを経由し、大川原温泉へと至ります。途中、板留、落合温泉入口、中野神社前、黒森を経由します。

板留 - 南高校線: 板留を起点に、落合温泉入口、津軽伝承工芸館、温湯、花巻、牡丹平、りんご試験場前、山形町、黒石市役所前、一番町、黒石駅前、浜町、黒石市役所前、追子の木、田舎館、畑中、日沼、境関、高崎二丁目、和徳東口、代官町、下土手町2、本町、弘前高校前、桔梗野、緑ヶ丘、高等技術専門校前、ゴールドパック前、清水三丁目などを経由し、南高校前へと至ります。土日祝日は運休し、代わりに黒石駅前 - 弘前バスターミナル間の区間便が運行されます。

黒石 - 浪岡線（本郷経由）: 黒石駅前を起点に、浜町、野添、商業高校前、上十川、赤坂、竹鼻、本郷十文字、北中野、浪岡事務所通りなどを経由し、浪岡駅前へと至ります。基本は黒石駅前 - 浪岡駅前間の運行ですが、平日のみ浪岡駅前発黒石病院行が運行されます。

黒石 - 川部線: 黒石駅前を起点に、上町、黒石高校入口、境松、堂野前、福祉センター前、前田屋敷、土矢倉、工業団地入口を経由し、川部駅前へと至ります。この路線は、弘南鉄道黒石線廃止に伴い、列車代替として運行を開始されました。

運行受託路線

黒石営業所は、黒石市回遊バスぷらっと号や青森市市バス浪岡線（空港経由）など、一部路線の運行を受託しています。

設備

黒石営業所には、営業所庁舎、検修庫などの設備があります。かつては黒石駅前案内所がありましたが、2023年5月10日に閉鎖されました。

廃止路線

過去には、「黒石こけし号」無料シャトルバスや「津軽こけし号」、浪岡地区コミュニティバスなどが運行されていましたが、現在は廃止されています。

その他

経費削減策として、回送便の見直しや、弘前営業所、和徳車庫との連携による効率的な車両運用が行われています。

参考文献

20年のあゆみ 弘南バス株式会社
30年のあゆみ 弘南バス株式会社
弘南鉄道40年史
黒石・青森管内バス時刻表
弘前・黒石・青森管内バス時刻表

外部リンク

* 弘南バス株式会社

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