弦月町

弦月町（げんげつちょう）

弦月町は、愛知県名古屋市に存在した地名です。千種区と東区に分かれていましたが、現在はどちらも存在しません。

歴史

成立

弦月町は、1935年（昭和10年）6月1日に、名古屋市東区の一部（千種町と北千種町の一部）が分離して成立しました。当初は東区に属していましたが、その2年後、1937年（昭和12年）10月1日に千種区が新設されたことに伴い、千種区へと編入されました。

分裂と変遷

1956年（昭和31年）7月13日、千種区弦月町の一部が分離し、新たに東区弦月町が誕生しました。これにより、弦月町は千種区と東区の両方に存在する状態となりました。この状態は約24年間続きました。

廃止

1980年（昭和55年）11月23日、千種区と東区の両方の弦月町が廃止されました。千種区の弦月町は、松軒二丁目、古出来三丁目、北千種一丁目にそれぞれ編入され、東区の弦月町は、古出来一丁目と松軒一丁目にそれぞれ編入されました。これにより、弦月町という地名は地図上から姿を消すこととなりました。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。

関連項目

* 名古屋市の地名（Wikipediaへのリンク）


この項目では、かつて名古屋市に存在した「弦月町」の歴史について解説しました。短い期間ではありましたが、行政区の変更や町名の分割、そして廃止と、多くの変遷を経験した地域でした。

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