松軒

松軒（しょうけん）

概要

松軒は、愛知県名古屋市千種区と東区に跨がる町名です。現在の行政地名は、千種区側が松軒一丁目と松軒二丁目、東区側が松軒一丁目となっています。住居表示が実施されており、地域住民の生活の基盤となっています。

地理

千種区の北西部に位置し、東は北千種、西は東区大松町、南は豊年町と神田町、北は東区古出来と接しています。東区側の松軒一丁目は、そのほとんどが道路や鉄道の敷地となっています。

歴史

町名の由来

松軒の町名は、この地にあった屋敷で隠居生活を送った尾張藩の家老、成瀬豊前守正景の別名「正軒（松軒）」に由来します。この歴史的な背景が、町の名前の重みとなっています。

沿革

• - 1935年（昭和10年）6月1日: 東区千種町の一部から、東区松軒町が成立しました。
• - 1937年（昭和12年）10月1日: 行政区の変更により、松軒町の一部が千種区に所属となりました。
• - 1980年（昭和55年）11月23日: 千種区松軒町の一部が、松軒一丁目・二丁目、北千種一丁目、古出来一丁目（道路部分のみ）となり、一部は豊年町と神田町へ編入されました。また、東区松軒町の一部が東区松軒一丁目となりました。
• - 1981年（昭和56年）9月13日: 東区松軒町の全域が、大松町と豊前町となり廃止されました。千種区松軒町も鉄道敷地部分を除き、大松町（道路部分のみ）となりました。
• - 1980年（昭和55年）11月23日: 千種区松軒町の一部から、松軒一丁目が成立。弦月町、古出来町、松軒町、千種町の各一部から、松軒二丁目が成立しました。東区では、弦月町、松軒町、古出来町の各一部から、東区松軒一丁目が成立しました。

人口

2019年（平成31年）1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。具体的な数値は省略しますが、国勢調査による人口の推移も記録されています。

学区

市立小・中学校に通う場合、学校区は以下の通りとなります。公立高等学校に通う場合の学区についても定められています。

交通

名古屋市道名古屋環状線が地域を通過しており、交通の便が良いです。

施設

• - 名古屋市立大和小学校: 地域の子どもたちの教育を担っています。
• - 国土交通省名古屋国道維持第一出張所: 国道の維持管理を行っています。
• - 素盞男神社: 地域の信仰の中心となっています。
• - 大和公園: 1956年（昭和31年）10月15日に供用開始された公園です。
• - 松軒公園: 1982年（昭和57年）4月1日に供用開始された公園です。

その他

• - 郵便番号: 464-0084（集配局：千種郵便局）です。

参考文献

• - 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

• - 名古屋市の地名

外部リンク

• - ウィキメディア・コモンズには、松軒に関するカテゴリがあります。

松軒は、歴史と現代が調和した、魅力的な地域です。

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