張勝賢

張勝賢（チャン・スンヒョン）のプロフィール

張勝賢（チャン・スンヒョン、韓国語：장승현、1994年3月7日 - ）は、韓国の仁川広域市出身のプロ野球選手で、捕手を務めています。彼は父親が元プロ野球選手の張光鎬であり、その影響を受けて幼少期から野球に親しみました。

経歴

張勝賢は12歳の頃から野球を始め、高校ではチームの正捕手として活躍しました。2014年には斗山ベアーズからドラフト指名を受けて入団しましたが、入団初年は一軍での出場機会がありませんでした。主に梁義智や崔在勳といった先輩選手の存在に押されてしまったのです。

2015年にはオープン戦で一軍の試合に出場するも、シーズン中は再び一軍登録には至りませんでした。それでも、二軍のオールスター戦には選ばれ、文昇元選手とバッテリーを組む機会を得ました。この年のシーズン終了後、張勝賢は警察野球団の入団試験を受け、合格。その後、2017年には除隊し、斗山に復帰しました。同年、アジアプロ野球チャンピオンシップの韓国代表にも選出されましたが、試合での出場はわずか1試合に限られました。

2018年のシーズンには一軍での開幕を迎え、KTウィズ戦での試合で守備固めとして初出場。その後、初打席でヒットを放ち、8番捕手としてデビューから初の先発出場を果たしました。2019年は正捕手争いが激化する中、出場機会は限られました。2020年にはさらに競争が厳しくなり、23試合の出場にとどまりました。しかし、2021年には大幅に出場試合数を増やし、92試合でプロ初本塁打も記録しました。

プレースタイルと人物

張勝賢のプレースタイルは、強肩と堅実な守備能力に支えられています。高校時代にはチームの正捕手に加えて4番打者も務め、その実力が評価されています。彼は当時、韓承澤選手と共に高卒のキャッチャーとして注目を集めていました。身体的には184cm、86kgの恵まれた体格を持ち、守備力が特に高いことから、プロ入り後も失策がほとんどありません。

また、2018年にはスイッチヒッターを試みたこともあり、その成長意欲をも感じさせます。入団前は左打者として知られていましたが、警察野球団で右打者に転向しました。高校時代の指導者である賈來暎監督は、彼の真摯な野球への取り組みや性格について称賛しています。

張勝賢は、今後も更なる成長が期待される選手です。これからの活躍に注目が集まります。

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