梁義智

梁義智（ヤン・ウィジ）：韓国プロ野球界のスター選手

梁義智（ヤン・ウィジ、韓: 양의지）は、1987年6月5日に大韓民国光州広域市で生まれたプロ野球選手であり、現在はKBOリーグに所属する斗山ベアーズの捕手です。彼のキャリアは著しい成果で彩られており、韓国プロ野球界では知らない人はいないと言える存在です。

経歴

第一次斗山時代

光州振興高等学校を卒業後、梁は2006年の新人選手指名で斗山ベアーズに指名されました。しかし、プロ入りの最初の年の2007年には試合出場が3試合だけと厳しいスタートを切ります。シーズン終了後には、警察野球団に入隊し2年間の兵役を経験し、2010年に復帰すると、すぐにレギュラー捕手として定着します。

2010年シーズンには、なんと20本塁打を記録。これにより、プロ入り2年目で新人王の栄冠を手にしました。その後も彼は斗山ベアーズの正捕手として活躍し、特に2015年にはポストシーズンで驚異的なパフォーマンスを発揮しました。足の負傷にもかかわらず、重要な試合での活躍でチームの14年ぶりの優勝に貢献し、12月にはゴールデングローブ賞を受賞。この受賞は彼にとって2年連続の栄冠でした。

特に印象的な出来事として、2016年のNCダイノスとの韓国シリーズでは、重要な場面での活躍によりシリーズMVPに輝き、25年ぶりに捕手としてこの栄誉を勝ち取っています。2017年にはWBCの韓国代表に選ばれるなど、国際舞台でもその実力を示しました。

NCダイノス時代

2019年、梁はNCダイノスと4年契約を結び、この年から新たな挑戦が始まります。ここでは自身初の首位打者に輝き、打率0.354を記録するなど圧倒的な打撃力を発揮しました。また、2020年にはNCの韓国シリーズ初優勝に貢献し、再び韓国シリーズMVPを受賞。これは彼が異なる2チームで獲得した唯一無二の記録です。それに加え、2021年にはサイクル安打も達成し、KBOリーグ発足以来初の捕手としての快挙となりました。

第二次斗山時代

2022年シーズン終了後、再びフリーエージェントとなり、2023年から斗山に戻ることが決定しました。彼は最長6年の契約を結び、復帰を果たします。また、2023年にもWBC韓国代表に選ばれるなど、現在も現役で活躍の場を広げています。

通算記録

• - サイクル安打 : 2021年4月29日
• - タイトル・表彰 : 韓国野球委員会新人王（2010年）、ゴールデングラブ賞を7回受賞（2014年〜2021年）、韓国シリーズMVPを2回受賞（2016年、2020年）。

代表歴

彼は数々の国際大会でも活躍。

• - 2015年WBSCプレミア12韓国代表
• - 2017年WBC韓国代表
• - 2019年WBSCプレミア12韓国代表
• - 2020年東京オリンピック野球競技韓国代表
• - 2023年WBC韓国代表

背番号

• - 32（2006年 - 2007年）
• - 25（2010年 - 現在）

梁義智選手はその才能と努力により、KBOリーグ屈指の捕手として名を馳せており、今後のさらなる活躍が期待されます。

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