後免東町停留場

後免東町停留場とは



後免東町停留場（ごめんひがしまちていりゅうじょう）は、高知県南国市後免町三丁目に位置するとさでん交通後免線の路面電車の停留所です。この停留所は、1911年に初めて開業し、以来地域の交通の要所として親しまれてきました。数度の改称や構造変更を経て、現在の形に至るまでの歴史を詳しく見ていきます。

歴史の変遷



後免東町停留場の歴史は、土佐電気鉄道による後免中町通停留場からの区間開通を起源としています。1911年5月に後免線が全通する際に開業され、当初は後免町停留場という名称でした。その後、1922年に後免東町通停留場に改称され、さらに1925年には新たに設けられた後免町駅前停留場の途中駅となりました。

停留場名が「後免東町停留場」に改称された正確な時期は不明ですが、他の変遷と同様に地域のニーズによるものであったでしょう。さらに2023年8月には交差点の改良工事に伴う安全地帯の移設が行われ、新たな安全設備が導入されました。

停留場の構造



2023年の移設により、後免東町停留場は片面の乗り場が道路を挟んで二つ設けられています。移設前は車両と共用される軌道上に設置されており、道路上に敷かれた軌道でした。以前の構造では、向かい合わせに配置された二つの乗り場のうち、北側が後免町行き、南側がはりまや橋行きでありました。はりまや橋方面には安全地帯が設置されていたものの、後免町方面にはそのような設備がありませんでした。

移設後の停留場は、屋根やベンチ、スロープ付きの広いスペースとなり、利用者が安心してアクセスできる環境が整いました。また、停留場の両脇にはタクシー乗り場も設けられています。

停留場周辺の環境



後免東町停留場周辺は、地域の重要な施設が点在しています。例えば、南国中央病院や高知県警察学校、南国税務署などがあり、地域の生活を支えるインフラが整っています。また、海洋堂SpaceFactoryなんこくや「後免東町」バス停も近くに位置しており、交通の結節点として機能しています。

さらに、停留場から後免町停留場間の区間は専用軌道となっており、かつてははりまや橋方面の一部区間も専用軌道であったものの、1933年の改修工事によって併用軌道に変更されました。これらの歴史的背景が、停留場の重要性を物語っています。

年表



まとめ



後免東町停留場は、高知県南国市の重要な交通拠点として、長い歴史を持ち、地域の発展に寄与してきました。近年の改良により利用者に優しい環境が整い、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。