後藤正明

後藤正明（生没年不詳）は、室町時代に活躍した武将であり、肥前後藤氏の第16代当主として、武雄の地を治めました。左衛門太夫と称したとされています。

第15代当主であった父、後藤英明の嫡子として生まれた正明は、室町幕府の将軍、足利義教の命を受けた九州探題兼肥前守護の渋川義俊から、正長元年11月6日（1428年12月22日）に塚崎庄の地頭職を任命される下知状を受けました。

この下知状には、父である英明が兼ねてより長島庄の地頭職も務めていたことが記されており、その跡を継ぐべき旨も合わせて記されています。このことから、正明は塚崎庄の地頭職を継承すると同時に、長島庄の地頭職も引き継いだと考えられています。

後藤正明は、室町時代という激動の時代において、武将として、また領主として、その責務を果たした人物であったと言えるでしょう。彼が治めた武雄の地は、その後の歴史において重要な役割を担うこととなります。後藤氏一族の歴史を語る上で、後藤正明の存在は欠かせないものとなっています。


関連事項

* 後藤氏

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