後藤滋巳

後藤滋巳のプロフィール

後藤滋巳（ごとう しげみ、1952年 - ）は、愛知学院大学歯学部で歯科矯正学の講座を持つ教授であり、日本矯正歯科学会の理事長という要職に就いている著名な歯学者であります。彼の豊かなキャリアは、研究だけでなく教育にも及び、多くの医療従事者に影響を与えてきました。

経歴

後藤は1977年に愛知学院大学歯学部を卒業し、同年から大学にて歯科矯正学の助手として活動を開始しました。以降、長期の海外研究や教育の場でも幅広く経験を積み、1996年には教授に就任しました。さらに、2008年から日本矯正歯科学会の理事長を務め、日本の歯科矯正学の発展に貢献し続けています。また、2011年から愛知学院大学附属病院の病院長としても任務を果たしています。

後藤の研究テーマは多岐にわたり、1988年には「拇指末節骨の骨化・癒合現象の増齢変化について」という論文で愛知学院大学から歯学博士の学位を取得しました。この論文は、彼の専門である矯正歯科の基礎に関わる重要な研究となりました。

所属学会

後藤は多くの学術団体に所属し、リーダーシップを発揮しています。日本矯正歯科学会の理事長のほか、近畿東海矯正歯科学会の元副会長として、業界の発展に寄与しています。そして、日本顎関節学会や日本小児歯科学会、日本スポーツ歯科医学会など、様々な学会において理事として活動しています。また、アメリカでの矯正歯科学会にも参加し、国際的な視野を持って研究を進めています。

著書

後藤滋巳は、出版物でも多くの功績を残しています。彼の著書には、1987年に出版された『カラーアトラス 矯正歯科の臨床』や、2001年の『歯科矯正学』（第4版）、さらには『新しい歯科矯正学』の改訂版などが含まれています。これらの書籍は、矯正歯科の分野における重要な参考文献として広く利用されており、国内外の多くの医療従事者や学生に学びと知識を提供しています。また、彼は多くの共著作品にも関与しており、その中には『歯科医療事故予防学』や『幼児・学童期からの矯正歯科治療 乳歯・混合歯列期の不正咬合と障害児への対応』など、実践的な内容を扱ったものも見られます。

まとめ

後藤滋巳の業績は、日本の歯科矯正学の発展に寄与するだけでなく、多くの医療従事者の教育や研究において価値あるものです。彼の専門知識や経験は、未来の世代の歯科医師たちへの貴重な資源として、今後も長く受け継がれていくことでしょう。

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