御家瀬緑

御家瀬 緑（みかせ みどり）について

御家瀬緑は、2001年6月2日生まれの日本の陸上競技選手で、特に短距離走と走幅跳びにおいてその実力を発揮しています。北海道札幌市北区太平出身の彼女は、幼少期から陸上競技に親しみ、小学校2年生からその道を歩み始めました。

陸上競技の道のり

緑は小学校6年生の時、全国小学生陸上競技交流大会にて女子走幅跳で優勝するなど、その才能を早くから示していました。中学校では陸上部がなかったため、外部クラブでの練習が中心でしたが、高校入学後、その環境でさらなる成長を遂げました。

2017年、北海道恵庭北高に進学すると、すぐに実績を残し、第72回国民体育大会では少年女子B100mと走幅跳で二冠を達成しました。この大会では、100mで11秒66の大会新記録を樹立し、決勝でも11秒83を記録して優勝を果たします。走幅跳でも6m00を跳び、高校時代に数々の成果を収めました。

日本代表選手への道

2018年、北海道高校陸上選手権で自己ベストを更新したことをきっかけに、日本選手権への出場を決め、女子100mで4位に入賞します。この結果が功を奏し、アジア競技大会における短距離リレーチームのメンバーに選ばれました。大会前の高校総体でも優勝し、大舞台に向けて勢いをつけました。

キャリアのハイライト

2019年に入ると、緑はその競技生活をさらに飛躍させました。第53回織田幹雄記念大会では、高校歴代2位となる11秒54を記録し、同年の日本陸上選手権でも初優勝を果たしました。また、全国高校総体でも連覇を達成し、名実ともに日本の短距離界で注目される選手となります。

ステージは実業団へと移り、住友電工に入社後も努力を続けましたが、コロナ禍や故障に悩まされる時期もありました。しかし、2022年春の合宿を経て彼女は再起し、織田記念国際陸上では11秒79で優勝し、さらに日本選手権でも3位に入賞しました。この活躍により、世界陸上競技選手権大会女子4×100mリレーの代表選手に選出される栄誉に浴びました。

未来への挑戦

2023年からは、同郷の小池祐貴と共にアメリカに拠点を移し、さらなる高みを目指してトレーニングを続けています。彼女の成績は、過去の努力の積み重ねの結果であり、これからの成長にも期待が寄せられています。短距離競技だけでなく、陸上全般において新たな記録を更新し続けることでしょう。

主な戦績

• - 2017年 愛媛国体陸上 少年女子B100m 優勝
• - 2018年 第102回日本陸上選手権 女子100m 4位
• - 2018年 全国高校総体陸上 女子100m 優勝
• - 2019年 第53回織田記念陸上 女子100m 2位（高校歴代2位タイ）
• - 2019年 第103回日本陸上選手権 女子100m 優勝
• - 2019年 全国高校総体陸上 女子100m 優勝
• - 2022年 第56回織田記念陸上 女子100mA 優勝
• - 2022年 第106回日本陸上選手権 女子100m 3位

自己ベスト

• - 100m: 11秒37 (2024年6月7日)
• - 走幅跳: 6m03

彼女の今後の活躍にも注目が必要です。

もう一度検索