復活之キリスト教団

復活之キリスト教団の概要

復活之キリスト教団、または復活之基督教団は、長野県長野市に本部を構えるプロテスタント系の宗教団体であり、ホーリネス運動を基盤としています。1947年に創設されたこの団体は、その独自の教義と伝道活動を通じて、多くの信者を集めてきました。

沿革

この教団の歴史は1947年12月6日にさかのぼります。当初は基督伝道隊の一環として活動していた柘植不知人の教えを受けた藤村壮七と岩田善枝が中心となり、長野市内に会堂を設立しました。その後、聖イェス会が発足し、長野教会となったのです。1954年には教義の違いから聖イェス会を離れ、独立した復活之基督教団として新たなスタートを切ることとなりました。

1967年には、長野市の郊外に教団の神学校「完徳学院」を開校し、その中に本部事務所も設けられました。しかし、1983年には教義における問題から長野教会が教団から離脱し、単立の復活之キリスト長野教会となりました。さらに、2003年には心の相談室「エリヤハウス・祈りのミニストリー」を設立し、信者の精神的なサポートも行っています。

特徴

復活之キリスト教団は、「新生」、「内住」、「聖化」、「栄化」を重視し、バックストンと柘植不知人の信仰に基づく教義を持っています。彼らは、霊的な経験に偏らず、十字架の信仰を堅持する姿勢が特徴です。同教団は、ガラテヤ書に基づく健全な基督の復活信仰を支えとしています。

教義

教団の教義は、聖書全巻を神の言葉として受け入れ、正しい教義に基づいた教会運営を目指しています。岩田善枝の純粋な信仰を受け継ぎ、旧新約聖書を神の言葉として信じています。使徒信条を告白し、洗礼や聖餐の儀式を行いながら、信者たちは義認、聖化、栄化の恵みの中で生きることを目指します。また、キリストの聖なる姿を内面に完成させることと、救霊の業に励むことを教団の重要な目標としています。

系列教会および機関

復活之キリスト教団には、いくつかの系列教会や関連機関があります。以下は主なものです。

• - 復活之キリスト往生地教会（長野県長野市） - 教団の本部教会
• - 完徳学院（長野県長野市） - 往生地教会内の神学校
• - 復活之キリスト穂高教会（長野県安曇野市）
• - 復活之キリスト小諸教会（長野県小諸市）
• - 復活之キリスト春日教会（長野県佐久市）
• - 復活之キリスト飯田教会（長野県飯田市）
• - 復活之キリスト東京教会（東京都墨田区）
• - 復活之キリスト日進教会（愛知県日進市）
• - 和光新エルサレム教会（京都府向日市）

参考文献

この教団に関する情報は、クリスチャン情報ブック2006やキリスト教年鑑など、様々な文献から得られます。復活之キリスト教団は、ホーリネス運動における重要な一翼を担っており、今後もその活動は注目されることでしょう。

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