徳利投げ

徳利投げ（とっくりなげ）

徳利投げは、大相撲の決まり手の一つです。相手の頭を両手で挟み込み、首を右、もしくは左へと捻り倒すという、見た目にも豪快な技です。その名前の由来は、日本酒を注ぐ際に徳利の首部分を摘む動作に似ていることから名付けられました。

2000年12月に新たな決まり手として制定された、比較的歴史の浅い技であり、制定以前は「合掌捻り」という決まり手に含まれていました。名称に「投げ」とありますが、実際には相手を捻って倒すため、分類としては捻り技に該当します。

記録

決まり手制定以降、幕内では過去に3度記録されています。

2018年9月場所8日目: 安美錦が琴勇輝に
2021年11月場所6日目: 阿炎が佐田の海に
2022年5月場所4日目: 千代大龍が翠富士に

十両では、幕内よりも多く、8度の記録があります。

2004年1月場所5日目: 魁道が大碇に
2004年7月場所初日: 魁道が大碇に
2007年7月場所2日目: 猛虎浪が十文字に
2010年11月場所11日目: 城ノ龍が土佐ノ海に
2015年5月場所9日目: 旭日松が大翔丸に
2017年9月場所3日目: 大成道が照強に
2017年9月場所6日目: 安美錦が琴勇輝に
2018年9月場所11日目: 安美錦が豪風に

エピソード

元十両力士の魁道がこの技で勝利したことが大きな話題となり、日本テレビ系の人気番組「徳光・所のスポーツえらい人グランプリ」でも取り上げられました。珍しい決まり手であることに加え、決まった時のインパクトが強いため、相撲ファン以外にも広く知られるきっかけとなりました。

関連情報

相撲
* 大相撲の決まり手一覧

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