徳島大学病院

徳島大学病院について

徳島大学病院（とくしまだいがくびょういん）は、徳島県徳島市蔵本町に所在する特定機能病院です。この病院は国立大学法人・徳島大学により運営されており、隣接する徳島県立中央病院とは連絡ブリッジでつながっているため、徳島市蔵本地区は総合的な医療ゾーンを形成しています。2021年のデータに基づくと、同病院には医科外来に約370,000名、歯科外来に約100,000名が訪れ、入院患者数は医科が約203,000名、歯科が約4,200名にのぼるなど、多くの患者に利用されています。

病院の歴史

徳島大学病院の歴史は1943年4月に始まります。当時は徳島県立徳島医学専門学校附属病院として設立され、1945年には名称を徳島医学専門学校附属医院に改め、さらに1948年には徳島医科大学附属病院とされました。1949年には徳島大学医学部附属病院と改名し、1979年に歯学部附属病院が設置されたことにより医療の幅が広がりました。その後、2003年には医学部・歯学部附属病院が設立され、2010年に現在の徳島大学病院に名称変更されました。

診療科目

徳島大学病院では、多様な診療科を提供しており、内科、外科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科、さらには歯科に至るまで、幅広い専門分野を備えています。内科では循環器内科や消化器内科などがあり、外科は心臓血管外科や小児外科などが存在します。また、歯科领域ではむし歯科から矯正歯科、小児歯科など多岐にわたる診療を行っています。

医療機関としての特徴

徳島大学病院は、保険[[医療機関]]や救急告示医療機関としての対応も行っています。さらに、がん診療連携拠点病院や不妊専門相談センター、総合周産期母子医療センターなど、専門的な医療サービスを提供する多機能な医療機関です。これにより、地域の医療ニーズに幅広く応えています。

交通アクセス

徳島大学病院へのアクセスは、自動車、公共交通機関の両方があります。自動車の場合、JR徳島駅から約15分、また徳島自動車道の徳島インターチェンジからは約30分と便利です。公共交通機関では、JR徳島駅から徳島線の蔵本駅まで徒歩5分、またバスを利用することもできます。

内部施設

病院内には食事を楽しめる店舗や、患者向けの図書室、銀行ATMなどの便利な施設が整備されています。これにより、患者やその家族が快適に過ごせるよう配慮されています。

不祥事

2014年には、病院内での情報システム運営を巡る不祥事が発生しました。この件で元情報センター部長が収賄の容疑で逮捕され、最終的に懲役刑が言い渡されました。この事件は病院の信頼性に影を落としましたが、以後の改善策が進められています。

このように、徳島大学病院は幅広い診療科の提供、地域医療への貢献、施設内のサービスが整っているなど、地域の医療の中心として重要な役割を果たしています。

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