徳島県道・香川県道7号美馬塩江線

徳島県道・香川県道7号美馬塩江線

徳島県道・香川県道7号美馬塩江線は、徳島県美馬市美馬町から香川県高松市塩江町に至る主要地方道です。この道路は、美馬温泉や奥の湯温泉、内場ダムといった観光スポットや自然公園へのアクセスを提供しており、地域の住民にとっても重要な交通路となっています。

概要と路線データ

この道路の起点は美馬市の芝坂、ここで徳島県道12号鳴門池田線と交差しています。終点は香川県高松市の塩江町安原上東で、国道193号と交わります。全長はおおよそ21.973kmで、徳島県側で12.396km、香川県側では9.577kmにわたっています。

歴史

美馬塩江線は1959年に県道として認定され、その後1972年に徳島県道・香川県道107号として再認定されました。さらに1976年には主要地方道に昇格し、1993年には建設省により主要地方道として正式に指定されて現在に至ります。これにより、美馬塩江線は地域の発展とともにその重要性を増してきました。

路線の状況

起点から美馬温泉までの区間および、奥の湯温泉から終点にかけては、ほぼ1.5 - 2車線の道路幅が確保されています。ただし、相栗峠を挟む区間に関しては狭小な部分も存在します。美馬市美馬町から高松市中心部へのアクセスは最短距離ではあるものの、峠越えの影響で時間短縮効果は期待できません。そのため、周辺地域へのアプローチとしての側面が強く、脇町経由のルートの方が利便性が高いと言えるでしょう。

通過する自治体と交通の接続

美馬塩江線は、美馬市と高松市を結ぶ重要な道路であり、複数の道路と交差します。起点である美馬市では徳島県道12号と接続しており、終点では国道193号と交差します。他にも、香川県道153号大滝上西線や香川県道154号久保谷塩江線といったローカル道路とも接続しており、地域の交通網を形成しています。

橋梁

この道路を渡る塩江橋は香川県高松市に位置し、香東川を横断しています。橋梁は美馬塩江線の重要なインフラの一つとして、交通の円滑な流れを支えています。

まとめ

徳島県道・香川県道7号美馬塩江線は、地域の観光地や温泉地へのアクセスを提供するだけでなく、地元住民の生活においても欠かせない存在となっています。歴史的な経緯を持ちながら、現在も多くの人々に利用されているこの道路は、地域交通の重要性を象徴する道でもあります。

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