徳永太郎

徳永太郎について

徳永太郎（とくなが たろう）は、日本の外交官として活躍した人物です。彼は、外務省研修所長、駐チェコスロヴァキア特命全権大使、日本国際問題研究所理事長など、数々の重要な役職を歴任しました。

生い立ちと初期のキャリア

徳永太郎は福岡県出身で、1928年に福岡高等学校文科乙類を卒業後、1931年に東京帝国大学法学部法律学科を卒業しました。同年、外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。1933年には外交官補に任命され、高等官七等に叙せられました。

外交官としての活動

1934年、徳永はスイスに在勤し、その後、1938年には外務省欧亜局第二課外務事務官に就任しました。1941年には在スイス公使館三等書記官として勤務し、翌年には在ドイツ大使館三等書記官として活動しました。その後、在ドイツ大使館二等書記官、一等書記官と昇進を重ね、ヨーロッパ各地で外交官としての経験を積みました。

戦後の活躍

1948年、徳永は外務省総務局政務課長に就任し、その後、外務省研修所幹事を経て、1952年には経済企画庁審議官を務めました。1954年には在ハンブルグ日本国総領事館総領事に任命され、1957年には外務大臣官房審議官に就任しました。その後、1958年には駐エティオピア特命全権大使、1961年には駐ヴェネズエラ特命全権大使として、国際舞台で活躍しました。

その後の役職

1964年、徳永は外務省研修所長に就任し、後進の育成に尽力しました。1965年には駐チェッコスロヴァキア特命全権大使に任命され、1968年には日本国際問題研究所理事長に就任するなど、多岐にわたる分野で貢献しました。また、日本エチオピア協会副会長や駿河銀行顧問なども務め、幅広い分野でその知識と経験を活かしました。

徳永太郎は、その長いキャリアを通じて、日本の外交に大きく貢献した人物として、その名前は歴史に刻まれています。

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