徳田尚美

徳田 尚美（とくだ なおみ）

1957年5月1日、福岡県に生まれた日本の女優。舞台活動の中心である大阪市浪速区を拠点とする劇団伽羅倶梨の代表を務め、脚本家、演出家、そして演劇指導者としても活動しています。

身長161cm、バスト80cm、ウェスト63cm、ヒップ84cmという均整の取れた体型を持ち、靴のサイズは23.5cm。血液型はO型です。特技は書道、趣味はカラオケと多才な一面も持ち合わせています。兵庫県立尼崎北高等学校を卒業後、演劇の世界に進みました。現在は、ライターズカンパニー田畑冨久子事務所に所属しています。

劇団伽羅倶梨においては、単に演技を行うだけでなく、自らペンを執り、演出も担当しています。彼女が創作する舞台作品は、特別な出来事ではなく、私たちの日々の暮らしの中に光を当てるものばかりです。観客が「ああ、そういえばこんなことあったな」と感じるような、どこか懐かしさを感じさせながらも、心に温かさが広がるハートフルコメディーを得意としています。人々の日常に寄り添い、共感を生む物語を紡ぎ出すその手腕は高く評価されています。

また、演劇を愛する人々に表現の場を提供することにも情熱を注いでいます。自身が主宰する演劇教室「ナオミのドラマティックワークショップ」では、経験を問わず誰もが演劇を通して自己表現の楽しさや可能性を見つけられるよう、丁寧な指導を行っています。演じることの喜びを多くの人々と分かち合いたいという思いが、この活動を支えています。

女優としてのキャリアも長く、テレビドラマ、映画、Vシネマ、ラジオドラマ、舞台、CMと、多岐にわたるメディアでその存在感を示しています。特に、NHK連続テレビ小説には多数出演しており、『風見鶏』(1977)、『わたしは海』(1978)、『鮎のうた』(1979)、『よーいドン』(1982)、『ぴあの』(1994)、『芋たこなんきん』(2006 - 渡辺加代子 役)、『べっぴんさん』(2016 - シスター 役)、『わろてんか』(2017 - サエ 役)、そして2025年放送予定の『おむすび』(磯山八重子 役)など、日本の朝を飾る多くの作品に彩りを添えてきました。その他のテレビ出演には、銀河テレビ小説、『新・なにわの源蔵事件帳』、『楽しい教室』、『水戸黄門』、『火曜サスペンス劇場』、『ドラマ30シリーズ（いのちの現場から1-6など）』、『月曜ゴールデン』、『土曜ワイド劇場』など、時代劇からサスペンス、現代劇に至るまで幅広いジャンルが含まれます。

映画では、『難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PART9』や、『阪急電車 片道15分の奇跡』といった作品に出演。ラジオドラマではNHK-FMのFMシアターやABCラジオの特別ドラマに出演し、声の演技でも魅了しています。

劇団活動、脚本・演出、そして女優としての活動を通して、徳田尚美は日本の演劇界、そして映像の世界で独自の存在感を放ち続けています。人々の心に寄り添う温かい作品創りと、演劇への真摯な情熱は、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。

主な脚本・演出作品には、『この話、したっけ？』、『チェンジ！』、『チャンス☆』、『LaLaフレンズ』、『サクラパレード』などがあります。

関連情報や活動の詳細は、劇団伽羅倶梨の公式サイトや本人のブログなどで知ることができます。

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