心守歌-こころもりうた

『心守歌-こころもりうた』は、2001年9月19日にリリースされた中島みゆきの29枚目のオリジナルアルバムです。

前作『短篇集』から約1年ぶりのアルバムとなり、レコーディングは前作同様にロサンゼルスと東京で行われました。ミキシングは、ジョー・チカレリ、デヴィッド・ソナー、ロヴ・ジェイコブが担当しています。

先行シングル「地上の星/ヘッドライト・テールライト|地上の星_ヘッドライト・テールライト」がヒットしている状況下でリリースされ、アルバムも前作に続きオリコン週間チャートでトップ10入りを果たしました。前年の夜会Vol.11「ウィンター・ガーデン」からの楽曲も2曲収録されています。

収録曲は以下の通りです。

1. 囁く雨 - Whispering Rain
雨のSEで始まる楽曲。PVも制作され、中島自身も出演しています。研ナオコがカバーしています。
2. 相席 - Sharing A Table
3. 樹高千丈 落葉帰根 - Ever The Leaves Of The Tallest Tree Fall And Retune To Its Root
中国のことわざをモチーフにした楽曲で、「人はどんなに遠く離れても故郷を恋しがる」という意味が込められています。
4. あのバスに - That Bus
中島の楽曲としては珍しく、頭サビから始まる作品です。
5. 心守歌 - Lullaby For The Soul
アルバムのタイトル曲であり、「大人のための子守歌」という意味を持つ造語です。
6. 六花 - Snow Crystal
夜会Vol.11「ウィンター・ガーデン」の挿入歌。「六花」は雪の結晶を意味します。
7. カーニヴァルだったね - It's A Carnival
8. ツンドラ・バード - Tundra Bird
夜会Vol.11「ウィンター・ガーデン」の挿入歌です。
9. 夜行 - Night People
ライブアルバム『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』にも収録されています。
10. 月迎え - Greet The Moon
月待塔をモチーフにした楽曲。歌詞に登場するカナヘビは、ヘビではなくカナヘビ科の爬虫類です。
11. LOVERS ONLY
* メジャーデビュー後初めて制作されたクリスマスソング。コンサート「歌暦Page86」で披露されました。アマチュア時代には『クリスマスソングを唄うように』という楽曲も制作されています。

アルバムの演奏は、中島みゆきがボーカルを担当し、全曲の作詞・作曲を中島みゆき、編曲を瀬尾一三が手掛けています。

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