心霊マスターテープ

エンタメ〜テレが企画・制作し、2020年1月より放送を開始した日本のオリジナルホラードラマシリーズです。初回シリーズは全6話構成で、2020年1月から毎月2回、土曜日の21時より30分枠でオンエアされました。

概要

この作品の最大の特徴は、実在する心霊・ホラー関連の映像制作者や出演者、関係者が多数、本人役として登場することです。特に、これまでの多くの心霊ドキュメンタリーやホラービデオに携わってきたディレクターたちが集結しました。また、オカルト・ミステリー番組『超ムーの世界R』でおなじみのTOCANA編集長、角由紀子氏も出演しています。

作中には、情報提供を呼びかけるニコニコ生放送のシーンが登場します。ここでは、実際の生配信中に視聴者から寄せられたコメントを映像上に反映させるという、インタラクティブな手法が取り入れられています。

本シリーズは好評を博し、2020年12月には第2作となる『心霊マスターテープ2 〜念写〜』が、そして2022年1月には番外作『心霊マスターテープ 〜EYE〜』がそれぞれ放送されるなど、シリーズ化されています。

あらすじ

物語は、1990年代後半から制作が始まったとされる、心霊現象や超常現象を記録したビデオ映像を調査・解明する心霊ドキュメンタリーシリーズを軸に展開します。

しかし、「日本初の心霊ドキュメンタリーは1980年代の『知られざる心霊世界』ではないか」という新たな情報提供をきっかけに、調査を開始した心霊ドキュメンタリーディレクターの寺内康太郎氏とアシスタントの涼本奈緒氏、そして彼らを取り巻く他の心霊ディレクターたちの身辺に、次々と不可解な出来事が降りかかります。

出演者

出演者としては、アシスタントの涼本奈緒氏、そしてシリーズのキーパーソンであるディレクターの寺内康太郎氏（『ほんとうに映った!監死カメラ』『境界カメラ』などで知られる）を中心に、心霊・ホラー系作品のクリエイターや関係者が多数、本人役で登場します。

主な出演者には、中村義洋氏、岩澤宏樹氏（『心霊玉手匣』）、古賀奏一郎氏（『Not Found ネット上から削除された禁断動画』）、福田陽平氏（『ほんとうに映った!監死カメラ』）、谷口猛氏（『心霊×カルト×アウトロー』）、増本竜馬氏、松本了氏（『ラミアプロジェクト』『心霊曼邪羅』）、井川広太郎氏（『境界カメラ』）、菊池宣秀氏、佐々木勝己氏（『心霊 〜パンデミック〜』）、鳥居康剛氏、絢寧氏、杉本笑美氏、上園貴弘氏、蒼乃ありす氏、佐藤あずさ氏ら、多岐にわたる面々が含まれます。

さらに、『ゾゾゾ』の落合氏をはじめとするメンバー、TOCANA編集部の角由紀子氏や他の面々、ニコ生ホラーの関係者、さらには投稿ビデオの出演者役として古沢真氏、鈴谷侑子氏、杉本安生氏といった複数の俳優が出演し、作品世界のリアリティを高めています。

スタッフ

制作スタッフは、監督・脚本を寺内康太郎氏と佐上佳嗣氏が担当。編集は遠藤香代子氏、音楽はボン氏が手掛けています。企画・制作は名古屋テレビネクスト、制作・著作はエンタメ〜テレです。

その他、オフィスキール、アムモ98、エル・エー、『ゾゾゾ』、写楽街、LAMIAProject、アメイジングD.C.、TOCANA編集部、アーティット、ドワンゴ、モノガタリ、呑み処 優男はなれ、ビックサマー、パーラーぐるぐる、M's Cantina、ニコ生ホラー民など、多くの協力企業・団体がクレジットされており、このジャンルにおける広範なネットワークによって制作された作品であることが伺えます。

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